取り分け離乳食⑤ちらし寿司からの取り分け

3,066 views

離乳食のレシピは沢山あっても、毎日赤ちゃん用に作るのは大変ですよね。そんな時に、大人のメニューから取り分けすれば時間の短縮にもなり楽です。ここでは実際にお料理の取り分け方を月齢ごとにご紹介します。

5回目はひなまつりやこどもの日にも登場する「ちらし寿司」からの取り分けをご紹介します。

大人用の作り方(2人分)

材料:米 2カップ 刺身用帆立貝柱 2個 かまぼこ 1/6本 きゅうり 1/6本 さやえんどう 6本 卵 1個 刺身用マグロ 4切れ A(酢 大さじ4+1/2 砂糖 大さじ1+1/2 みりん・塩 各大さじ1/2) サラダ油 大さじ1/2
①米は同量の水で炊いておく。
②炊き上がった①に②を加えて切るように混ぜ合わせ、うちわであおいで冷まし、むれぶきんをかぶせておく。
③帆立貝柱はそぎ切りにする。
⑤かまぼこは薄切りにする。
⑥きゅうりは斜め薄切りにする。
⑦さやえんどうはすじを取ってゆで、細い斜め切りにする。
⑧卵は溶いて、サラダ油を熱したフライパンに流しいれ、薄焼き卵を作る。
⑨⑧を半分に切って細切りにし、錦糸卵にする。
⑩器に③を盛り、⑨をまんべんなくのせ、④、⑤、⑥とまぐろの刺身を彩りよく盛りつけ⑦を飾る。
※ちらし寿司にのせるお刺身を鯛やひらめなどの白身魚にして、取り分けたあとにゆでてすりつぶすなどのひと手間をかければ、初期でも食べられる。後期や完了期になれば新鮮なあじなどの刺身を取り分け、十分に火を通せば食べられるようになる。いか、えび、いくら、たこなどは取り分けられないので注意する。
※かまぼこを取り分ける場合はなるべく添加物の少ないものを選び、色つきのものは色のついた部分を取り除いて使う。

◎ちらし寿司の材料のお刺身は生の状態では赤ちゃんには与えられませんが、ゆでるなどして火を通せば大丈夫です。骨や皮がなく、1切れが離乳食に使いやすい大きさです。そして、何より鮮度が良いのがポイントです。すめしは普通のご飯よりかためですし、酢の味は赤ちゃんには好みではないので、あえて与える必要はないでしょう。

初期(5~6ヶ月)きゅうりのスープ煮

●大人の材料以外に用意するもの:野菜スープ 大さじ2(作り方はリンクを参照) 水溶き片栗粉 少々
①大人用の作り方⑥からきゅうり2切れを取り分け、種と皮を取り除き、みじん切りにしてからすり鉢ですり潰す。
②鍋に野菜スープを温め、①を加えてひと煮する。
③②に水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
※さわやかな香りとさっぱりとした味です。

http://lovemo.jp/79995

中期(7~8ヶ月)きゅうりのペーストがゆ

●大人の材料以外に用意するもの:7倍がゆ 大さじ3
①大人用の作り方⑥から薄切りにしたきゅうり2切れを取り分け、さっと熱湯でゆでる。
②①の種と皮を取り除いて、みじん切りにしてからすり鉢ですり潰す。
③7倍がゆを器に盛って①をのせる。
※味が物足りないようなら、きな粉やすりごまをすこしふりかけてもよい。
※きゅうりをすりつぶしておかゆにのせるだけのシンプルメニューです。

http://lovemo.jp/80043

後期(9~11ヶ月)まぐろのチャンちゃん焼き風

●大人の材料以外に用意するもの:玉ねぎ 1/10個 にんじん 1cm厚さの輪切り1枚 A(だし汁 大さじ2 みそ 小さじ1/2 水溶き片栗粉 少々)
①大人用の材料のまぐろ1切れは小さく切る。
②玉ねぎと皮をむいたにんじんは粗みじんにし、ゆでて水気を切る。
③ホイルに、①、②、大人用の作り方⑦のゆでたさやえんどう少々、Aを入れて包み、オーブントースターで約10分焼く。
※ホイルを使った簡単メニューです。

完了期(12~15ヶ月)照り焼きまぐろのちらし寿司風

●大人用の材料以外に用意するもの:軟飯 子供用茶碗1杯分(作り方はリンクを参照) サラダ油 少々 A(しょうゆ・砂糖・水 各少々)
①大人用の材料のまぐろ2切れは、小さく刻んでサラダ油少々で炒め、Aを加えて煮る。
②大人用の作り方⑤のかまぼこ1切れを、こまかく刻んでゆでる。
③大人用の作り方⑨の錦糸卵大さじ1を短く切る。
④器に軟飯を盛り、①~③と、大人用の作り方⑦のゆでたさやえんどう少々を、盛り付ける。
※まぐろに火を通し、照り焼き風にしました。

http://lovemo.jp/80043

こんな記事も読まれています