離乳食の進み方はいかがですか?上手にゴックンできるようになってきたでしょうか?月齢が7ヶ月くらいになってきたら離乳食の形態も変わってきます。栄養バランスの考え方、献立の立て方などご紹介します。
中期の離乳食
中期の離乳食は1日2回になります。離乳食にも慣れ、肉や赤身の魚など、食べられる食材も増えてきますので、献立の幅が広げやすくなります。
栄養の30~40%を離乳食から取る為、栄養バランスも少しだけ気を配りましょう。毎回の献立で、糖質、ビタミン、たんぱく質を多く含む食材を必ず組み合わせて使いましょう。とくに野菜は多めに取るように心がけましょう。
献立例①
●野菜そうめん(糖質、ビタミン)
材料:ゆでそうめん 45~60g にんじん 1cm厚さの輪切り1枚
大根 3mm厚さの輪切り1枚 白菜(葉先) 1/3枚 だし汁 1/2カップ しょうゆ 少々
①ゆでそうめんは水によく洗い、こまかく刻む。
②にんじんと大根は皮をむき、ラップで包んで電子レンジで約1分加熱し、粗くつぶす。
③白菜は粗みじん切りにする。
④鍋にだし汁を入れ、③を加えて煮、①と②を加えてしょうゆで味を調える。
●さわらのくずひき(ビタミン、たんぱく質)
材料:さわら 1/6切れ 片栗粉 適宜 わかめ(水でもどして) 小さじ1/2 だし汁 1/4カップ
①さわらは皮と骨を取り除き、小さく切る。
②①に片栗粉をまぶし、熱湯でゆでて、器に盛る。
③わかめはみじん切りにし、すり鉢で軽くつぶす。
④鍋にだし汁を入れ、③を加えて弱火で煮る。
⑤④を②にかける。
※野菜がたっぷり入ったそうめんに魚メニューを組み合わせたヘルシーな献立です。
献立例②
●7倍がゆ(糖質)
子供の茶碗1/2杯
(作り方はリンクにて)
●納豆と白菜のトロ煮(ビタミン、たんぱく質)
材料:ひき割り納豆 大さじ1 白菜 1/3枚 にんじん 5mm厚さの輪切り1枚 水 1/4カップ
①ひき割り納豆は茶漉しなどに入れ、熱湯を回しかけて、余分な粘り気を取る。
②白菜は、粗みじん切りにする。
③にんじんは皮をむき、やわらかくゆで、粗くつぶす。
④鍋に水を入れ、②を加えて、弱火で煮る。
⑤④に③と①を加え、一煮立ちさせる。
※白いおかゆとおかずの組み合わせです。おかずに献立1で使用したにんじんと白菜を使いまわしています。
http://lovemo.jp/80043
献立例3
●わかめがゆ(糖質、ビタミン)
材料:わかめ(水でもどして) 小さじ1 にんじん 1cm厚さの輪切り1枚 7倍がゆ 子供用茶碗1/2杯
①わかめはゆでて、みじん切りにして、軽くすり潰す。
②にんじんは皮をむき、やわらかくゆでて、みじん切りにする。
③7倍がゆに①と②を加え、混ぜ合わせる。
※ゆでたにんじんはフォークを使ってつぶしても良い。
●鶏ひき肉のそぼろあんかけ
材料:鶏ひき肉 小さじ2 水 小さじ1 大根 4mm厚さの輪切り1枚 ほうれん草(葉先) 1枚 だし汁 大さじ3 水溶き片栗粉 小さじ1
①鶏ひき肉は水を加えてほぐす。
②大根は皮をむき、半分に切ってラップに包み、電子レンジで約1分加熱し、粗くつぶす。
③ほうれん草はゆでて水にさらし、みじん切りにする。
④鍋に①とだし汁を入れて煮、②と③を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※献立2のおかゆににんじんとわかめをプラスしました。これだけで食卓の彩がぐんとアップします。
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まとめ
食材の味を覚える時期なので、おじやだけの1品メニューだけではなく、おかゆ+おかずの献立も加え、いろいろな味の体験をさせましょう。
おじやにも野菜などの副菜をつけて野菜不足を補い、献立にも変化をつけるのが理想です。
また、食後の母乳やミルクは、欲しがるだけ与えましょう。