里帰り出産には、実家に戻って父母の傍で安心してお産を待ち、産後も育児の先輩である母親に手伝ってもらいながら、出産で疲れた体を回復できるメリットがあります。
しかし、逆に実家が遠方の場合は、転院が必要になったり、長期間、ご主人とはなれるため、ご主人が赤ちゃんと向き合うのが遅くなるデメリットもあります。
しっかりと話し合い相談して決め、計画的に進め里帰り出産を成功させましょう。
早い段階でチェック
産院によっては里帰り出産を受け付けていないところもあります。里帰り出産を決めたら、すぐに情報収集をして、連絡をし、必要ならば予約しましょう。安定期に入りもし可能であれば、見学に行き、初診や転院の時期も確認すると安心ですが、遠方の場合は、病院の指示に従いましょう。
紹介状を書いてもらう
里帰り出産を決めたら、決めた時点で主治医に早めに伝えるのがマナーです。言いにくいからといって、先延ばしにするのは逆に良くありません。里帰り先の産院に必要な書類を確認し、現在通っている病院に紹介状をお願いしましょう。
妊娠9ヶ月中には帰る
時期は転院前の主治医に相談して決めましょう。妊娠34週までに帰れるのがベターです。36週を過ぎるとお産がいつ始まってもおかしくない時期に入り、国内線の飛行機に乗る際にも医師の同意書が必要になってきます。
できれば、一人ではなくご主人にも着いてきてもらうと安心ですね。
交通手段
大きなお腹での長時間の移動は、妊婦の体に負担がかかります。遠方への移動は早めに、電車で何時間もかかるなら、新幹線や飛行機を使うなど、多少お金がかかっても時間が短縮できる手段を選びましょう。
また、自動車の場合は5~6時間以内なら問題はありません。渋滞する時間を避けて、1時間に1回は休憩を入れることを忘れずに行いましょう。自動車の運転はご主人にしてもらいましょう。
礼儀を忘れず
ベビー用品など必要な荷物は宅配便で送りましょう。お母さんの衣類、出産準備品、ベビー用品が必要ですが、ベビー用品は必要最小限にしましょう。産後必要なものを現地でリースしたり買い足すと無駄がありません。
また、実家とはいえ父母への礼儀は大切です。「見てもらって当たり前」ではなく、感謝の気持ちは忘れず、赤ちゃんの基本的なお世話は自分でやるようにしましょう。食事やお礼の気持ちとして多少のお金を渡す気遣いも忘れずに。