大人にとって都合のいい子が「良い子」じゃない!

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家は、二人の子供がいて上が女の子で、下が男の子です。

同じ親に育てられ、男だから女だからと特別なことをしたわけではないのに、姉弟で、全く違う性格をしています。

お姉ちゃんは、愛嬌はあるけれど、どこか神経質な子で、弟はおとなしく大らかな子。

この違いを個性というのでしょうけれど、なぜ姉弟でこんなに違うのか不思議でたまりませんでした。



生まれた順番で違うという説

これは、心理学者のケビン・リーマン博士の言った言葉です。
「最初に生まれた子と二番目に生まれた子は性質が違う。」

そう、同じ親から生まれても、生まれた順番で性格が違うと言うのです。
親が、そういう風に扱うという事だけではなくて、自分がお姉さんなんだ、弟なんだという意識を本人が持つことで、性格の違いが生まれてくるという説です。

https://mamanoko.jp/articles/1189

初めての子供の時は、親が神経質になる傾向がある

確かに私の場合も、一人目の時は、育児が初めてだったために、あらゆることに慎重になりました。
分からないことがあれば、母に電話して聞いたり、それでも解決できない場合は、育児書を読んだりして、本の通りに実行しても出来ない時はかなり激しく、落ち込んだのを覚えています。

そして二人目の時は、精神的にかなり余裕がありました。
お姉ちゃんの時に経験したことが、そのまま育児に役立ち、それほど神経質になる必要もなかったからです。

生まれながらに持っている個性と、育つ過程で育つ個性がある

生まれながら持っている性格というのは、パパとママから受け継いだものが大きいとしても、その後の過程で得る経験が、本来の性格に、プラスされていくということでしょう。
例えば、幼稚園の時にはお友達がいなくて、孤独で人見知りだった子が小学校に入り、自分を大事に思ってくれる友達や先生に恵まれた場合には、いい影響を受け、明るく積極的な性格になることも、充分に考えられます。

愛すべき子供たち

しかし、親から受け継いだ性格が大きいとしても、本来子供はみんな、個性豊かなのだと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんの頃を思い出してみると、おっぱいをたくさん飲んだ子、夜泣きで親を困らせた子、お話しするのが、早かった子、歩くのが早かった子・・・本当に色んな子供がいます。
どこ子も愛すべき個性ある子供たちです。
その子らしさを、周りが認めて大事に育てていけたらいいですね。

いい子って大人にとって都合のいい子?

大人は、おとなしくて自分のいう事に逆らわない素直な子をいい子と言いますね。
今の日本の教育現場でも、先生にとって、扱いやすい子は「いい子」と言われるようです。
逆に扱いにくい子は、「悪い子」になります。

しかし、一部の例外を除いては、そうは一概に言えない部分もあると思います。
従順というのは、主体性がないとも言えるし、逆にわがままな子は、扱い難いけれど、自分をしっかり表現できる子とも言えるわけです。

だから、子どもの個性を「いい子」「悪い子」と一括りにせずに、いい所を見つけて伸ばしていくことが、最も大切だと思うのです。

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