結婚しても仕事を続けることのメリットとデメリット

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結婚が決まったら、新居に。婚約を済ませると、仕事をどうするか悩ましいのが女性ですね。彼氏が旦那(主人)になり毎日、作りたての手料理で… と考えてもみますし、当面は、共働きで貯金増やして、赤ちゃんができたら退職などの考え方もあります。以前は、結婚=退職が当たり前のようにされていた時代もありましたし、「寿退職」などの言葉もありました。私は結婚しても働き続けて、最初の赤ちゃんを妊娠した時に退職したのですが、退職するしないは、あなたが決めること。私の友人たちのケースも元に、金銭的なプラスマイナスも含めてメリットとデメリットをまとめてみました。

生活費 ~ 彼氏に依存できるかどうか

退職するかやめるか … 「お金のこと」。これが一番大きな悩みですね。
はっきり言ってしまえば、いくら独身中に貯金していたり、彼氏と同棲して彼氏がほとんど支払ってくれていたとしても、結婚して退職すれば、あなたの手持ちはゼロ。これは冷厳な事実です。
ここで、彼氏の収入に満足できるかどうかは別にして、あまたが自由に使えるお金がどうなるか。結婚前から、「彼氏におこづかいをもらう」「彼氏の収入のなかから妻(=あなた)が使えるお金がある」などを決めておく必要があります。
実際に、これを決めずに退職して、友人たちと遊びに行くにもいちいち彼氏(主人)からお金をもらって許可を得ないと行けなくなり、結局不和になった友人がいました。
「お金」がすべてではない、愛だというのは簡単ですが、結婚前から話し合うのは難儀なこと。ぜひ決めておきましょう。

手当てや控除がつく可能性がある

もしあなたが退職した場合 … 例外なく彼氏(ご主人)の扶養に入ります。
扶養に入れば、彼氏側の勤務先から「扶養手当」や「家族手当」が給料に加算される可能性もありますし、ふだんは天引きで気がつかない納税(所得税や住民税)で有利になります。
結構年間にすればバカにならない額ですが、最近は女性(母親)の社会進出を目的に、この扶養控除が政治の手により削減されてきています。
最新の情報を調べることも大事ですし、彼氏の会社への届け出や、還付手続き、もしくは年末調整などを忘れずに行いたいものですね。

年金は平等

結婚したすぐから年金のことを考えるのは… とお思いでしょうが、年金は老後のためだけにあるのではなく、事故や病気の中途障害などの場合にもかかわってくる大切な問題です。
結論からすると、夫婦で支払った保険料が同じなら、受け取れる年金額は同額です。
専業主婦で彼氏の扶養に入り、彼氏が給料から天引きで社会保険料を支払っている場合、仮に彼氏の月収が30万円だとすると、その30万円に対する社会保険料(厚生年金保険料含む)から年金が割り出されますし、彼氏が20万円、あなたがパートで10万円なら、それぞれからの年金保険料を基にした年金額となります。
年金の制度はコロコロ変わるのですが、基本は主婦であってもその間は、働いていたとみなされる(3号被保険者)になります。知っていて損はないですよ。

実際に退職して生活できるか

退職すればその分、家計の収入が減るのは事実です。
しかし、同棲中はいろいろと外食したり、ついついコンビニで買ってしまったり、レトルト食品ですませたり。そんなことも多かったでしょう。
しかし、赤ちゃんができるまでは、時間は余るほどできます。仕事をしていたときには考えられないようなユトリを謳歌するのも、専業主婦の特権ですね。
結婚、それも新婚となると毎晩とまではいきませんが、料理に精を出すことも。それでも外食の5分の1程度。もちろん節約にも気を配ることができ、家計へは大きなアドバンテージを生じさせることができます。
また、短時間でもパート・アルバイトに出るもの、リフレッシュの一つ。たとえ2時間でも3時間でも働いた分だけ貯金になりますよ。それよりも、あなたがリフレッシュしたり、友人たちと遊んだりする時間を設けることが大切ですからね。

新居をどこにするかが最大の問題

仕事を続けるにせよ、退職するにせよ、新居をどうするかは大きな問題です。
しかも、結婚の引っ越しは早めに決めるが吉ですから、早くから段取りしましょう。
働き続けるなら、あなたの職場に使いところにするのも一案です。もちろん、お子さんができたりすると、実家のご両親の手を借りやすいこともありますが、保育園を探す「保活」にせよ、通勤時間にせよ、妻の職場に近いところ、妻の実家に近いところが、働き続ける上でもメリットが大きいと言えます。
一方で、仕事を辞めてしまう場合は、あまり住む場所に関係ないでしょう。最初から郊外に広めのアパートを借りて、赤ちゃんが生まれてもしばらく暮らしたり、駅前の便利な立地でご主人の通勤を考えるのも選択肢は広いですね。
住む場所の選択と結婚、仕事の継続は一体の問題です。結婚を決めたら早めに動きだしましょう。

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