おばあちゃんは、人生の先輩で私達よりも多くの体験をしています。
その大先輩の教えてくれる、色んな生活の知恵や育児の方法は正しいことも多いですが、え?と首を傾げてしまうことも、しばしばあります。
今日は、そんな、おばあちゃんの知恵のうそ、ほんとを探ってみたいと思います。
魚の骨が喉に刺さったらご飯粒を飲み込むと直る
これは、昔から言い伝えられて来たことのようですが、「嘘」だそうです。
ご飯粒を飲み込むと、針が余計に喉の奥に入り込んでしまう危険があるので、逆に危険です。
最悪の場合、途中で骨が折れて、余計に取れなくなってしまう可能性もあります。
もし、子どもが魚の骨を喉に詰まらせてしまったら、覗いて見て、見える場所にあればピンセットを使って取ってあげて下さい。
あまり痛がるようなら、耳鼻科に行けばすぐに取ってくれます。
みかんを食べ過ぎると、手や足の裏が黄色くなる
これは、本当です。
事実、家の息子がみかんが大好きで、一日に5、6個くらい食べていたら、黄色くなりました。
まず、みかんの皮を剥くと、βカロテンが指先について黄色くなります。
みかんの果実にもβカロテンが含まれているので、たくさんの量を食べると体内をめぐり、血中から蓄積されて沈着し、皮膚が黄色くなるのです。
このことを「柑皮症」というそうです。
しかし、柑皮症はβカロテンを含む野菜、人参やかぼちゃなどでも、引き起こす可能性があるようです。
風邪を引いたらチキンスープを飲みなさい
これは、アメリカで言い伝えられてるおばあちゃんの知恵ですが真実の様です。
チキンスープには抗炎症作用があるそうで、他にも、食欲のないときの、水分補給という意味でも効果的ですし、鼻づまりも解消してくれるらしいです。
それに、体も温めてくれて、その上病気の時でも、美味しく感じるなんて、素晴らしいおばあちゃんの知恵ですよね。
やけどにはアロエが効く
これは、賛否両論だと思うのですが私的には、小さなやけどなら、アロエは効果的だと思います。
実際、子どもが小さなときに、沸騰したお湯を少しだけ触ってしまって赤く腫れました。
それで、すぐに水で冷やして、その後の処置にアロエを使いました。
そうしたら、水ぶくれにもならずに治った経験があります。
調べたところ、アロエに含まれるアロエチンが細菌の繁殖を抑える効果があるそうです。
しかし、軽いやけどなら、それもいいのですが、重症の場合は、やはり病院に行くのが一番安心だと思います。
沐浴後は果汁か湯冷ましをあげるといい
これは、助産婦さんから聞いたのですが、母乳で育てている方は母乳で充分だそうです。
昔は、生後2、3か月くらいから果汁をあげるのが当たり前だったようで、おばあちゃんたちは、今でも頑なにそれを信じているようですが湯冷ましや果汁を中途半端に与えてしまうと、ミルクを飲む量が減ってしまうので、今では、やらないほうがいいと言われているそうです。
おばあちゃんの知恵、いかがでしたか?
間違っている部分もありましたが、おばあちゃんたちのやり方があってこそ、今の育児の仕方は、進化していると思うのです。
人生の先輩の、おばあちゃんたちの意見を上手に取り入れながら賢く子育てをしていきましょう。