結婚したら生命保険を見直そう

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新婚生活は、何から何まで楽しい毎日です。そんなときに、”備えあれば憂いなし”と、保険について考えてみませんか。保険といっても損保(自動車保険・火災保険)から生命保険(医療保険・学資保険も含む)までありますが、ここでは生保に絞ってアドバイス。結婚当初から不吉なことや凶事を考えたくないのはもちろんですが、愛する人がいるからこそ考えるべきこと。決して万が一は「万が一」しか起こらないものではありません。お守り代わりの保険として、ぜひ夫婦で話しあいましょう。一方で保険金詐欺など物騒なことがあるのも事実。夫婦が、お互いの愛を確かめ合う試金石でもありますので、読んでおいて頭の片隅にでも置いておいてください。うちのパパは、保険マニアというくらい保険や金融商品に詳しいので、真剣に加入を考える際には、ぜひ参考にしてくださいね。

生命保険には夫婦で加入する

まずは、ご主人になる彼氏はちゃんと保険に入っているかどうか。若いから病気もしないからというのは、愛する妻への思いやりに欠けるといっても言い過ぎではありません。
一寸先が闇(やみ)とまでは言いませんが、盲腸で入院したり、階段から落ちて手術したり、自転車で相手にぶつかってしまったりと「いざ」を想像してください。そういったときにお金ももちろんですが、精神的に支えになるのは、保険会社のアジャスターと呼ばれる、代理人・交渉者であったりしますよ。
もし彼氏が生保に未加入なら、掛け捨てでも十分、まずは結婚の証に加入しましょう。夫婦で入れば、よりお得な保険もありますので、妻側も保険に入っておいたら安心ですよ。

妻には女性特有疾病の医療保険をプラス

さて、女性であるあなたが入るべき保険 … それは「女性特有疾病」への保障があるものです。
普段はあまり病気をしない、健康体であるあなたですから、より「がん」への備えはしっかりと。若いからといって先延ばししないでくださいね。
基本の生命保険や医療保険は、掛け金が安いもの、もしくは積み立て型で返戻金があるもの、どちらでもよいのですが、若い夫婦ですから多額の保険料は支払う必要がありません。
しかし、「女性」の疾病への備えはぜひ! 特約でつけるものよりも、最初からセットされているプランを選ぶのがよいです。
少しの上乗せ金額ですから、しっかりと夫婦で入りましょう。

返戻金ありのがん保険は、内容をしっかり把握

通販型の生保のCMやネット広告を見ない日がないというほど、爆発的に広がっています。
もちろん、「わずか1日●円で一生涯の保障」で加入をして、「入院初日から5000円」とか「がん診断で一括100万円」などの保障は助かりますし、救われた方もたくさんあります。
そして「一度も保険金受け取らなかったら、ボーナス●円」なんてのも。健康であって、さらに掛け金が戻ってくる(返戻金=へんれいきん)のは嬉しいですよね。
もちろん、通販型の生保の役割は大きく、日本に従来からある保険会社の掛け金(保険料)が下がったのも事実ですが、しっかり考えないといけないのは、「総額いくら」です。
月々の掛け金が結構高いとお感じになる夫婦は、最初はこの「返戻金」が本当に必要かどうかを考えてみることをお勧めします。

子供が生まれたら学資保険

夫婦がいれば、赤ちゃんが授かるでしょう。そして、赤ちゃんの保険や学資保険も気になります。
学資保険とは一言で言えば「貯金」。でも、ご主人(彼氏)に万が一の事態があって、保険料を払い続けることができなくなった場合には、保険会社(共済運営会社)が保険料を肩代わりしてくれますし、もちろん満期の時には満額の保険金を受け取ることができます。
ここではおススメすることを控えますが、日本に古くからある生保、新興の生保、そして郵便局の「かんぽ」を比較検討されてみるのがよいでしょう。
きょうだいで割引があったり、途中で解約せざるを得なかったときの返戻金が増えたり、いろいろなケースを想定して、シュミレーションしてください。

最初から多額の保険金を受け取るプラン、複数の保険会社に同時加入しない

最後に、複数の保険会社に試算をしてもらって、資料を見比べながら夫婦で考えるのですが、ここで重要なのは、「高額保険金受け取り」「複数同時加入」の問題です。
残念ながら、「保険金目当ての……」というニュースを年に何回かは接することがある世の中です。
保険会社も、最初から多額の保険金を支払うプランは疑いの目で見られてしまいますし、何度も試算をしていただく上でもマイナスになってしまいます。というより、保険料も高くなりますからプランナーもおススメしてこないと思います。あと注意点は、保険会社はひとつに絞ったほうがよいということ。いくら掛け金が少なくても、複数の会社で入るのは損です。
夫婦で年を重ねるうちに、必要な保険も変わっていきます。特約を途中から追加することも可能ですし、組み替えることもできます。
若いうちは、病気をしないのも事実ですし、収入も少ないのが一般的。掛け捨てでも返戻金ありでも、まずは小額からのプランではじめましょう。そして健康で文化的な生活のために努力し、そこへの出費を惜しまずに。

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