赤ちゃんの夜泣きの原因と対策まとめ。

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夜中に火が付いたように突然泣き出して、何をしても泣き止んでくれない。そんな事が続くとママもぐったり。どうしたら泣き止んでくれるんだろうか、と途方にくれてしまいますよね。そんな赤ちゃんの夜泣きの原因と対策をまとめました。

赤ちゃんの夜泣きの原因は?

夜泣きとは、「生後半年頃から1歳半ぐらいの赤ちゃんにみられる、夜間の理由の分からない泣き」のことです。

昼間はとっても元気な様子で遊んでいたし、それまで特に機嫌が悪いそぶりもなかったのに、夜中に急に大泣きして何をやっても泣き止まない。
そういう状態はこのくらいの月齢の赤ちゃんには割合よく見られるようです。
もっとも全然そのようなそぶりを見せない赤ちゃんもいて、個人差はあります。

我が家でも上の子は夜泣きがあったのに対して、2人目の子は夜泣きで悩まされた記憶がほぼありません。
兄弟でもそのように違うんですね。

ではその夜泣きの原因はいったい何なのでしょうか。
赤ちゃんの夜泣きの原因は、はっきりとは分かっていません。睡眠サイクルの狂い、刺激やストレスなどが原因と考えられていますが、その一方で実は「夜泣き」という概念自体がない地域や国も多いそう。どういうことかというと、「赤ちゃんは泣くもの」だからそれがたまたま夜中だっただけで、昼泣きという言葉がないように夜泣きという言葉もないんですね。
大人にとっては活動時間が昼間で夜は寝るものなので、そうした大人側の視点で生まれた言葉なのかもしれません。

とはいえ、実際夜中ずっと泣かれてしまうとママは大変。
特に2人目以降のお子さんであれば、昼間は上の子の相手がありますし、赤ちゃんと一緒にちょっと昼寝、なんて出来なかったりします。
では一体どうすれば良いのでしょうか。

http://192abc.com/10436

夜、理由もなく泣くのは「睡眠」の発達過程だから

お腹もすいていない。おむつも汚れていない。特に体調も悪いわけではなさそう。それなのに泣き続けて泣き止んでくれない。
この原因は所説ありますが、まだ解明はされていませんが、睡眠の発達過程であることが大きな原因のひとつではないかと考えられています。

【赤ちゃんの睡眠サイクルの変化】

新生児~1か月頃
人の体に備わっている昼起きて夜眠る体内時計の機能は産まれたばかりの赤ちゃんには不十分です。ですので昼夜の区別がなく、短いサイクルで「泣く」「寝る」を繰り返しています。

生後5ヶ月頃~
赤ちゃんの睡眠リズムができてくる時期。体内時計の機能が発達してきて、少しずつではありますが、夜にまとめて長時間眠れるようになってきます。

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このように、昼夜関係なかった赤ちゃんが徐々に夜に眠るようになってくるんですね。
大人でも睡眠の間、深い眠り浅い眠りを繰り返しているものですが、赤ちゃんも同じ。まだ機能が発達段階の赤ちゃんはその浅い眠りの間に目が覚めてしまい泣き出すのが夜泣きなのだという説もあります。

ということは、このような状態は誰しもが発達過程で通るもので、ずっと続くものではない(一部の睡眠障害を除きます)はず。
であれば、夜泣きを早く終わらせるのはこの睡眠サイクルの発達を促すようなことをしてあげたら良いのではないでしょうか。

赤ちゃんの睡眠サイクルを作るお手伝いをしてみよう

簡単に言ってしまえば大人と同じようなサイクルに誘導するということ。
具体的には
1.朝は出来るだけ同じ時間に起こす
2.朝起きたら太陽の光を浴びせる(体内時計のリセット)
3.寝る部屋は暗くして

朝は起きる時間なんだよ、夜は寝る時間なんだよ、と誘導してあげるイメージです。
とはいえ、これはそこまでストイックにやる必要はないかなーと私は思います。出来るだけそのようにしてあげることで、お手伝いをしてみると良いかもしれない、というレベルです。時にはママが朝寝坊出来る時、赤ちゃんと一緒になって寝てしまってもOK。
何が何でも朝起こさなくっちゃ!とあまり真面目に考えすぎるとママ自身を追い込んでしまうことになりますし、仕事からの帰宅後寝ている赤ちゃんを起こす旦那様とのいらぬ喧嘩のもとにもなりかねませんからね。大丈夫、夜泣きは終わります。自分を追い込まず、無理しない範囲でゆるーく考えて。

夜泣きとの向き合い方を考える

そのうち必ず終わるもの。そう思っていても毎日夜中赤ちゃんに夜泣きをされてしまってはママの体力も気持ちも疲れてしまいます。
そんな夜泣き時期を上手に乗り越えるために、まずは夜泣きに対しての向き合い方を変えてみたらいかがでしょうか。

「夜泣きはママのせいじゃない」
なかには昼間、ママとのスキンシップが足りない事が夜泣きの原因だと言われたママもいるかもしれませんが、そんな説には根拠が全くありません。
赤ちゃんに起こることはママが原因にされてしまいがち。ママ自身も「私のせいかもしれない」なんて考えてしまいがちですが、違いますよ!あなたのせいではありません。また、夜泣き対策をしているのに効果がない、ということであまり落胆しすぎないようにしましょう。

「休息する時間は無理にでも作る」
夜泣きの赤ちゃんを抱っこして、朝ごはんをつくって、家事もやって、なんて出来なくて当たり前です!ママはスーパーマンじゃない。
夜泣きがひどい時期には部屋が多少汚れていても、料理がお惣菜ばかりになってしまっても、それでも良いって割り切って、少しでも休む時間を作り出して必ず体を休めて。睡眠時間が少ないと精神的に余裕がなくなってくるものです。赤ちゃんのためにも他の家族のためにも、ママの休息は必要です。

「パパに協力してもらう」
出来るパパと出来ないパパがいますので、まぁ手伝ってくれたらラッキーくらいの心持でお願いしてみたらどうでしょうか。
昼間仕事をしているパパなので平日の協力は難しいかもしれないけれど、例えば休みの前の日の夜泣きはパパにあやしてもらう、などちょっと協力してもらえるだけで全然違いますね。

「ご近所へのご挨拶は先にしておくべき」
夜中の赤ちゃんの泣き声、ご近所に迷惑をかけていないか心配になりますよね。
ご迷惑を実際におかけする前に「夜泣きや泣き声でご迷惑をおかけしてしまうかもしれません」とご挨拶をしておけば、ご近所の理解も得やすくなるかもしれません。

http://www.unicharm.co.jp/moony/hajimete/ikuji/lesson12_07.html

具体的な夜泣き対策は?

それで、結局夜泣きが起きたらどうしたらいいの?という声が聞こえてきそうですが、原因がはっきりしていないがゆえに「これ」という対策もないのが夜泣き。それゆえにママが困ってしまう、それが夜泣き。
ですが、夜泣きが起きたとき、我が家で効果のあった対策について段階的にご紹介しますので、ご参考になってみてください。

1.とりあえずトントンしてみる
まずはトントン。これでおさまることはほぼありませんが。

2.抱っこをしてみる
やはりこれでしょう。抱っこ。でも、夜泣きの時にはあまり効果がないことが多いです。逆に余計に大泣きしてしまうことも多かったです。

3.完全に覚醒させてしまう
夜泣きが起きて「あ、これは泣き止まないやつだ」と思ったら、我が家では赤ちゃんを半眠りの状態ではなく完全に覚醒させるようにしていました。
明るい部屋で完全に目を覚まさせてしまうんです。そうすると泣き止むし、うまくいけばそのまま抱っこして再度寝付かせることも可能。
完全に起きたことで遊びたいモードに入ってしまったら、眠い目をこすりながら遊びに付き合うこともありましたが、一番手っ取り早く泣き止ませるのにはこれでした。

とにかく、夜泣き時期にはママもきちんと休息をとり気持ちに余裕を持てるようにしましょう。
家事をさぼっても大丈夫。旦那さんには、夜泣きに協力できないのであれば家事に協力してもらうか、家のことがおろそかになっても仕方ない時期だと理解してもらえるよう話をしておきましょう。
あまり頑張りすぎないで、無理をせずに乗り越えましょうね。

http://www.unicharm.co.jp/moony/hajimete/ikuji/lesson12_08.html

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