基礎体温表で見る体の変化

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排卵・月経・妊娠など、女性の体は毎日変化していきます。

毎日の基礎体温を測る習慣をつけていれば、体の変化にいち早く気付くこともできるのです。

基礎体温をつけて、自分の体の状態を把握できるようにしましょう!



基礎体温の測り方

基礎体温表をつける時は細かな体温の変化で体調を見ていくことになります。
必ず専用の基礎体温計を使用するようにしましょう。
基礎体温は毎朝同じ時間に測るようにします。
朝目覚めたら、体を起こす前に測定をするので必ず枕元やサイドボードの上に置いておきましょう。
朝起きたら、布団の中で寝たままの安静にした状態で測りましょう。
正確に測るために、口の中での計測になります。
測定結果は速やかにグラフに記入するようにしましょう。
基礎体温は毎日つけることで体の変化を確認していくものです。
正しい測定方法と毎日の測定を習慣にして継続するようにしていきましょう。

月経期

一般的に生理・月経の時期に当たります。
今まで高かった体温が一気に下がり、低温期にはいります。
この低温期は排卵日まで続きます。
この月経期は、体の不要なものを排泄する期間でもあります。
この時期は副交感神経の働きが活発になることで、眠気や体のだるさを感じやすくなります。生理中の不快な症状はここが原因になっているものもあります。気持ちをゆったり持って過ごしましょう。

卵胞期

卵胞期は月経期終了から排卵までの間です。
この時期に卵巣の中で次に排卵される卵子を形成しています。
その為、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されるようになります。
このエストロゲンは卵胞の成熟を助けながら、妊娠に向かう準備を整えていく働きがあります。
また自律神経や感情の変化などを整える働きもあるので、この時期は穏やかな気持ちで生活を送れます。
このエストロゲンも基礎体温を下げる原因のひとつです。

黄体期

黄体期は排卵から次の月経が始まるまでの間のことです。
今までの低体温期を排卵を区切りに高温期へと変わっていきます。
今まで活発に分泌していたエストロゲンというホルモンから、プロゲステロンという黄体ホルモンに転換していきます。
プロエストロゲンは、子宮内に受精卵が着床しやすいように環境を整えたり、妊娠を継続させるために働いたりと妊娠をサポートする働きをする女性ホルモンです。

妊娠

基礎体温表をつけていれば、妊娠超初期の段階で気付くこともできます。
低温期と高温期の境目とする排卵日前後に性交を行うことで、妊娠の確率は上がります。
排卵後の黄体期は14日間ほど続き、その間は高温期となります。
この間に妊娠していなければ、プロゲステロンの分泌が弱まり、低温期へと移っていきます。
つまり、黄体期を過ぎても高温期が続くということは、妊娠をしている可能性があるということです。

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