日本で少子化が問題になっていますが、海外ではどうなんだろう?気になっている方も多いと思います。
グルメ、観光、温泉と見所満載で親日家も多く、今日本人観光客も多いこの台湾でも少子化が問題となっています。
そんな台湾での少子化対策についてご紹介していきたいと思います。
台湾の出生率
台湾・中央研究院(中研院)によると、台湾で昨年、1人の女性が生涯に産む子供の数を推計した合計特殊出生率は1.065にとどまり、世界最低でした。
調査対象となった世界40の国・地域のうち、台湾を含めて高所得の17カ国・地域で合計特殊出生率は平均1.6だった。
台湾は「少子化先進国」のトップを突き進んでいます。
なぜ少子化が進んでいるのか?
台湾でも高学歴化により女性の平均初婚年齢が高くなっています。
それに不景気による所得減も重なり子供を望まない夫婦が増えていることも出生率低下の一因となっています。
また、独身貴族が時代の風潮となっており、若い女性が結婚したがらないといった指摘もされています。
台湾の少子化対策
政府は適齢結婚、適齢出産の大衆への啓蒙、「二人っ子がちょうど良い」という人口政策の推進、不妊夫婦へは治療サービスを提供。それ以外に有配偶者の住宅負担の軽減、保育園の増加、育児費の軽減など様々な負担を軽減しています。
外国人配偶者の受け入れについて
また人口政策を実施する上で外国人配偶者の受け入れに対しても積極的です。
台湾の婚姻のうち年間約 3 %が国際結婚という割合です。
外国から来た配偶者に対し考えられるカルチャーショック、言葉の問題、医療などの問題に対しても政府が対応しサポートしています。
台湾、日本の今後について
台湾では1998年以降、少子化の進展は急速になっており、さまざまな対策がとられています。
日本も少子化は問題になっており、移民の受け入れなど対策を検討中ですが、この先どうなるのでしょうか。