新米主婦に読んでほしい料理コミック5冊

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「美味しんぼ」に代表されるようなグルメ漫画をはじめとして、料理をテーマにしたコミックってたくさんありますよね。

中でも、今は自分で作れるような家庭料理を、レシピと一緒に楽しめるマンガがブームになってきているようです。

これからお料理がんばるぞ!っていう新米主婦から、ベテランの方まで。読んでおいても損はない料理コミックを集めてみました。今夜のメニューが、マンガで見つかるかも?



きのう何食べた?/よしながふみ

弁護士と美容師、なんと40代男性カップルが囲む、毎日の食卓をモチーフにしたコミックです。美貌と知力を兼ね備えた弁護士のシロさんは、主夫としても完璧! 食材の節約術から手際のよさ、献立の組み立てひとつとっても脱帽です。実践的なレベルで細かく描写してありますから、お料理初心者は必見です。
筆者はとにかく家事が苦手で、結婚してから毎日夕飯の支度に頭を悩ませてきたのですが、この本に出会ってどれだけ助けられたか…いまだにキッチンのレシピ本と一緒に並ぶ、我が家のバイブルであります。

高杉さん家のおべんとう/柳原望

学者の卵(30代独身)である主人公は、従妹で12歳の美少女・久留里を引き取ることになり、無口で難しいお年頃の彼女のためにお弁当を作ってあげる決意をします。設定上は萌え要素満載に思えてしまいますが、いたってシンプルに、いたって真面目な2人がお弁当というコミュニケーションツールを通して距離を縮めていく姿は、読んでいて微笑ましくなります。
食卓で食べるのではなく、お弁当ならではのレシピも満載。これから旦那さまへのお弁当作りが始まる方、愛情弁当を作る心得を学ぶためにも一読の価値あり、です。

甘々と稲妻/雨隠ギド

妻を亡くし、一人で子育てに励む数学教師が、ひょんなことから教え子と一緒に料理を作って愛娘と3人で食べることになってしまいます。2人はそれぞれ、娘や母親のためを思って慣れない料理に奮闘するわけですが、その姿がまた可愛らしい! それを食べて歓喜する娘・つむぎちゃんが、また愛らしい! 読みながらほんわかとあったかい気持ちで、時にはホロリとさせられながらも、きっと笑顔になれますよ。
料理を作るのに一番大切なのは「愛情」なんだ、と改めて気づかせてくれたマンガです。

銀のスプーン/小沢真理

お昼ドラマの原作なので、そちらで知っているという方も多いのでは。受験を控えた高校3年生の律は弟の調、妹の奏、そして母との4人暮らし。しかし母の病気が発覚したことで、律が台所を任されることになってしまいます。家族愛や出生の秘密など、ドラマとしても盛りだくさんのストーリーの中で、律が一生懸命、愛情をこめて作る料理は最高に美味しそう。
料理は一人で食べるより、家族で食べる方がずっとずっと美味しいんですよね。この気持ち、新しく家族ができる方にゼヒ心にとどめておいてほしくて、このマンガをオススメします。

あさめしまえ/北駒生

食道「アサメシマエ」を営む主人公と、色々な問題を抱えているお客さんが、朝ごはんを通じて元気になる姿が描かれているのですが、ご飯の温かさや人のぬくもりを思い出させてくれるお話です。茶碗蒸し、ちりめん山椒、チョコナッツマフィン、ピタパン、中華粥……美味しそうなメニューの数々はレシピも完全収録されているので、ぜひとも再現してみたくなります。
今は朝食抜きで過ごす人も珍しくないようですが、これを読めば「あさめし」の大切さを再認識できるのでは。お年頃の子どもさんを持つお母さんにも、読んでもらいたいコミックです。

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