足や腕がすらりと伸び、頭と体のバランスが整い、赤ちゃんの面影がなくってきた2歳。
この時期にはどんな成長を見せてくれるのでしょうか?
自立心が一層芽生えどんどんと成長していく様子を、お世話のポイントをまとめてみました。
運動能力
下半身の機能がより発達し、力を入れたりバランスをとることが上手にできるようになります。
また運動力が増えたことにより、赤ちゃんの時期は平らだった足に土踏まずができてきます。
ジャンプやかけっこ、階段の上り下りも一人でスムーズにできるようになります。
腕の力もずいぶんとついてくるので、今までより高度なキャッチボールができるようになります。
自分の思い通りに体を動かせるようになるので、今まで以上にのびのびと活発になっていきます。
情緒の発達
この頃には3語文を話すようになり、自分の気持ちや状況などを上手に伝えられる子もでてきます。
言葉の発達には個人差があるので、周りの子との比較しすぎないようにしましょう。
またこの時期は好奇心も旺盛になるので、なぜ?どうして?とママは質問攻めにあってしまうことも。
同じことを何度も聞いたり、何でも聞きたがったりと大変な時期だとは思いますが、これも成長と思い、優しく付き合って答えてあげてください。
ママの言葉から、また新たな発見や言葉を覚えていくので、しっかり対応してあげましょう。
自立心
この時期にはママやパパの言うことに対して、嫌だと拒否することが増えてきます。
これは自我の芽生えであり、成長の大きな一歩です。
大きな心で見守ってあげるようにしましょう。
ママが用意したものを嫌がるときは、どちらがいいか子供に選択させるようにすれば、子供も納得してくれます。
なるべく子供の考えを聞いて、できる範囲のことは付き合うようにしてあげましょう。
ただ危険なことやしてはいけないことに関しては、強く言って聞かせる必要があります。
生活習慣
3年保育の幼稚園入園を考えていのなら、来年度から園生活が始まります。
幼稚園に入ると、いろいろな子供たちとの集団生活が始まります。
ご飯を食べたり着替えをしたりと、自分でしなくてはならないこともたくさん増えてくるので、今のうちから準備をしておきましょう。
早寝・早起きにはじまり、挨拶や自分の身の回りのことなど、一通り慣らしておくと幼稚園が始まったときにスムーズに園生活を送れるようになります。
男女の区別
この頃から男女の遊び方や趣味・嗜好が分かれてくる時期です。
しかし当の子供にはまだその区別はありません。
この時期の男女の違いは、親や周りの大人が区別しているものです。
男の子(女の子)の好きな色は…キャラクターは…など、男の子らしさや女の子らしさを親が求めるようになることで意識付けられていきます。
この時期には男女の区別をつけすぎずに、個性やその子らしさを大切に自由にのびのび過ごすように心がけましょう。
そうすることで、子供の可能性は広がり成長する上でとても良い影響を与えることになります。