毎年頭を悩ませる”ノロウイルス”!流行シーズンは秋から冬。もう目前です。
すでに今年の初め”人が免疫を持たない新型ウイルス”が出現。
そのタイプが主流となった場合、2006年以来の大流行になると言われています!
ウイルスは口に入っても、ある数以上にならなければ体のほうが勝ちます。
”付けない・入れない・増やさない”
対策を見直して、本格シーズンになるまえに始めましょう!
ウイルスの数を減らす”手洗い” 其の① ”隠れ家を無くす”
ウイルスを落とすためには家の中でも外でもとにかく手洗い!
手洗いはウイルスを落とす一番効果的な方法です。
とはいえ、洗ってもウイルスの”隠れ家”があっては意味がありません。
手洗い前の準備をしっかりしておきましょう。
◎爪の奥はウイルスの隠れ家 No.1! 爪は短く切っておく
◎洗い残しが無いように。指輪や時計はそのたび外す
(指輪はついそのまま置き忘れがち!ご注意ください。)
ウイルスの数を減らす”手洗い” 其の② ”石鹸&流水で洗う”
『ハンドソープで30秒もみ洗い。そして流水で15秒すすぐ。これを2回』
2回繰り返すことで圧倒的にウイルスが落ちていくという実験データがあります!
石鹸自体にはウイルスを殺す力はありません。
でも手の油や汚れを落とすことで、ウイルス自体が手から離れやすくなります。
重要ポイントは”泡立て”と”流水”そして”ハンドケア”
・泡立てる事で石鹸液がシワの中や爪の間にいきわたります。
・ため水洗いは落ちたウイルスが再びついてしまう原因になるのでNGです。
・手荒れはウイルスがつきやすくなります。
乾いたタオルでしっかり拭いて、ハンドクリームで保護しましょう。
消毒用エタノールは流水&石鹸ほどの効果は無いそうです!
感染対策としては手が洗えない時の一時的なものとして使いましょう。
入ったら、出す。うがいで体の中に入るのを減らす!
手についたウイルスを減らしたら、次は口から減らしましょう。
◎まずは!”ぶくぶくうがい”
ガラガラうがいをいきなりするのはNG!口のウイルスがのどに移動することも。
まずはぶくぶくうがいで、口にあるウイルスを出しましょう。
◎それから”がらがらうがい”
『口に水を含み、天井を向いて、15秒間のガラガラ。これを2回程度』
がらがらうがい。苦手なお子さんも多いですね。
本格シーズンが始まる前にぜひトライしてみましょう!
大人が見本を見せたり、お風呂場で練習したり。
やり方はいろいろありますが、出来ない原因に”口に入れる水の量が調整できない”場合も。
たとえば・・コップの水にストローをさして、飲み口側を指で押さえると水がすくえますね。このやり方で”少しずつ”入れてあげるとやりやすい事もありますよ。
お料理の時にしよう!ママの感染対策。
ノロウイルスは自分の感染に気付かず二次感染が起きてしまったり
食べ物から媒介する事があります。
◎症状が無くても、調理前には必ず手洗い。
◎内臓を含んだまま貝類を調理する場合、充分に加熱。
◎肉類や魚介類を扱ったまな板・包丁は熱湯消毒。
◎配膳前にもう一度、しっかりと手を洗う。
そして、熱湯消毒の注意点は3点です。
◎調理器具を洗剤で洗ってから
◎新しい水を沸騰させ、”たっぷりのお湯をかけ流す”
◎ゆで汁は使わない。栄養が豊富なので菌が増える原因に!
慣れるまでは大変ですが、
加熱しない調理⇒加熱が必要な調理と、順番を考えると消毒回数は減らせます。
家族の予防のために、ぜひ取り入れてみてくださいね。
普段の食生活にバリアを作るプラスアルファ。
ラクトフェリンにシロタ株。ノロ対策に良いと注目されています。
◎ラクトフェリンとは
母乳に含まれるたんぱく質の事で、森永乳業が製品化しています。
腸の壁を守り、腸細胞をウイルスからガードする効果が期待できるという実験データがあります。
◎シロタ株とは
乳酸菌の一種で、ヤクルトが製品化しています。
感染後の発熱日数を短くする効果が期待できるという実験データがあります。
これらはヨーグルトや乳飲料になって食べやすくなっています。
朝食においしいプラスアルファ。試してみませんか?
感染する前に、感染してから。
予防は大事ですが、かかってしまってからは”普段の健康”が勝負です。
夏の疲れが出るこの時期、しっかり食べてしっかり寝て!
お子さんはもちろん、夏休みがんばったママ自身の体もたっぷりケアしてあげてくださいね。