真夏や真冬のお出かけは、どうしてもショッピンモールやファミレスになってしまいますね。動物好きのわが子たちもさすがに寒い日には「動物園!」と言わなくなってしまいました。お目当ての動物たちが獣舎に入ってしまって顔を見せてくれませんから。そんなとき空調がきいた水族館はいかがですか? 和歌山含めて近畿は海に囲まれて水族館が各地にありますし、京都や滋賀県にも水族館や水生生物を展示する施設がありますよ。かわいい生物のかわった生態を知るのも楽しいですし、イルカショーにも満足です。
城崎マリンワールド
まずは、日本海側の兵庫・城崎にある城崎マリンワールド。北近畿屈指の水族館です。
日本一の深さがある水深が12mもあるメイン水槽は、日本海の荒波やごつごつした岩場が再現されていて迫力満点です。サメなどの大きな魚は泳いでいませんが、たくさんの魚がゆうゆうと戯れる姿は、大人も子供もうっとり。
2,3年前に大幅に改装されて、体験・体感できるショーが増えました、アザラシやアシカの展示も、「えっ、こんなに早く泳げるの?」といった驚きもあります。
民間施設ですので、2,470円、小中学生1,230円など入園料金は少し高めですが、隣のホテルに泊まれば半額になるようですよ。
アクセスは、電車なら城崎駅からバス、車なら京阪神都市部から2時間半ほどです。
京都水族館
京都にできて3年の新しい水族館、内陸にある日本で最大規模の水族館です。
海のない京都ですが人工海水を使って飼育・展示に努力中の様子。イルカショーも楽しめますよ。
鴨川の生物コーナーも注目で、そのなかでも目玉はオオサンショウウオ。生きた化石ともいわれる、ナゾの生態を一緒に観察しましょう。
館内のミュージアムショップでは、このオオサンショウウオのぬいぐるみが人気です。
梅小路公園の芝生でお弁当を広げて、もう1回見に行くのもよいですね。
大人2,000円、中・小学生1,000円など。年間パスは3回以上で元が取れます。
アクセスは京都駅から子供の足で徒歩20分、バスなら5分です。車は周辺の民間パーキング代が1000円程度かかりますよ。
海遊館
関西で水族館といえば海遊館です。世界最大級の水族館をうたうだけあって館内はとても広く、たくさんの生物が、面白い生態を見せてくれています。
日本最大規模のメイン水槽には、ジンベイザメが優雅に泳いでいますが、わが家が驚いたのは、あの大きなサメが、卵から生まれて大きなサメになること。クジラは哺乳類なのに、サメは魚類だと勉強になりました(笑)。
子供たちは、このサメやエイの赤ちゃんに触ることができるタッチプールが人気。最初は恐る恐る水に手を入れていた子供たちも、慣れてくると可愛さが。
天保山周辺の商業施設やなどとセットで遊びに行きたいですね。
入館料は、大人2300円、小・中学生1200円など。年間パスポートあり。アクセスは大阪市営地下鉄「大阪駅」下車すぐ。
琵琶湖博物館
日本一の湖、琵琶湖のある滋賀県にも水族館があります。
滋賀県立琵琶湖博物館という公営の博物館の一角がミニ水族館「水族展示室」になっていて、琵琶湖の湖水生物の展示のほか、琵琶湖とともに暮らしてきた人間の生活がわかります。
日本列島の誕生と同時にできた琵琶湖ですので、生息している水生生物は多種多様。たくさんの魚類やは虫類の展示とともに、外来種の大型淡水生物(ブラックバス)が生態系を崩しかねない警鐘を鳴らす展示もあり、人間と自然とが仲よく暮らせるようにするにはどうすればよいのか考えさせられる施設です。
アクセスは、電車とバスでは少し不便。マイカーなら駐車場代が無料です(博物館の券を買うグループだけの特典)。
楽しむ施設というよりも勉強する施設に近いのですが、琵琶湖の雄大な景色と、周辺のハイキングとあわせてリフレッシュにどうぞ。
須磨海浜水族園
最後は、神戸にある須磨海浜水族園。私が一番オススメです。
こちらの水族館、目玉はイルカやアザラジにタッチしたり、ペンギンやカメにえさをあげる事ができるんですよ。とってもかわいい海の動物が、目の前に現れるので大興奮。1人200円と有料のアトラクションですので、お子さんのお小遣いからOK! 体験することをおすすめします。いつもとは一味違う特別な一日になること、まちがいなしですね。
園内には、小さい子供向きの遊園地もあるので1日があっというまに過ぎてしまいます
JR神戸線の須磨海浜公園駅まで、大阪梅田から35分。駅から徒歩5分ですよ。
入園料は、大人1300円、小・中学生は500円など。