「夏休み」「春休み」。この言葉にうんざりするママパパも少なくはないでしょう。
長期休暇でなければ出かけられない遠出、帰省や、ちょっとした「子供の一人旅」も良いでしょう。そしておススメは、土日休館の博物館に平日に出かけてみるのもひとつですよ。
もちろん土日も開館している博物館はたくさんあります。学習にもなり、良い思い出にもなり、そして子供の興味関心が広がる一石三鳥のような博物館や美術館、関西にはたくさんありますよ。
造幣局造幣博物館
お金のあれこれを学べる、造幣局造幣博物館。日本のコインをつくる唯一の国立施設、造幣局の付属博物館です。現在は独立行政法人・造幣局となりました。
外国のコインなども展示されていますが、やはり圧巻は、日本の貨幣の歴史ですね。
入館料無料ですが、土日祝と、桜の通り抜けの期間は休館です。
春休みの前半、夏休みに行きましょう
アクセスは地下鉄やJRの各駅から10分~15分です。
手塚治虫記念館
鉄腕アトムでおなじみの手塚治虫。生涯、平和を願って漫画を描き続けました。
5歳から24歳までの約20年を兵庫の宝塚で過ごした縁で、宝塚市立手塚治虫記念館がつくられました。
手塚マンガのワールドを再現した館内です。マンガやアニメを見たり、アニメ制作体験もできます。
エントランスホールも「リボンの騎士」王宮を表現するなど、公立の施設とは思えないような工夫された展示やイベントで大満足の1日になりますよ。
大阪市立クラフトパーク
ものづくりの町・大阪。職人の技術は世界から注目を集めています。
大阪市が開設した「クラフトパーク」では、吹きガラスやステンドグラス、陶芸に染色、織物など職人の技術を体験することができます。
年度細工や工作が得意なちびっ子はもちろん、大人でも楽しめる体験工房が9つも。長期休暇には、特別プログラムも用意されていて要チェックですね。
特に人気は、ステンドグラス教室。ランプシェード(電球のかさ)を本格的につくることができますよ。
見学無料、体験は1500円から。
大阪市平野区にあり、場所は少し不便です。
伊賀流忍者博物館
子供達の遊び、とくに男の子は忍者ごっこをしたものですが、最近の男の子たちの間でも、また人気が再燃しつつあります。
甲賀流、伊賀流と忍者の流派はさておいて、三重県の伊賀市に博物館があります。
どんでん返しの仕掛けやからくりのある忍者屋敷が子供達の一番人気。
伊賀鉄道(旧・近鉄伊賀線)の伊賀駅から徒歩10分と好アクセスなのもうれしいですね。
近鉄が週末3日間乗り放題になる「週末フリーパス」で大阪や京都からのお出かけも楽しいですよ。
特急料金を追加すれば特急にも乗ることができますから、思い出を作ってくださいね。
橿原考古学博物館
正式名称を「奈良県立橿原考古学研究所附属博物館」といいます。
日本の歴史を習う、小学校5年6年から楽しめる施設ですが、小学生低学年でも、マンガの歴史入門で興味を持ったお子さんなら十分に楽しめます。
古い都、平城京があった奈良、そして大和朝廷でさまざまな先進的な都市計画がされた奈良、さらには藤ノ木古墳や国宝もたくさん出土している橿原。
ママもパパも、太古、とまでは言いませんが、古(いにしえ)の栄華とロマンに思いを馳せながら楽しむことができる施設ですね。