オルゴールの音色って聞くと、どんなイメージですか?
優しい、暖かい、透明感、落ち着く・・・。
元の歌がどんなジャンルであったにしても、オルゴールによって奏でられるとたいていの曲は受けつけてしまう不思議。
オルゴールには何か秘密があるのでしょうか?
●オルゴールの歴史
14世紀オランダなどの教会では紐を引っ張って鐘を鳴らし時を知らせていました。これはカリヨンと呼ばれるものでしたが、その後ベルギーブリュッセルの聖ニコラウス・カークの塔に最初の自動カリヨンが設置されたと言われています。
そしてさらにその後の17世紀頃になって、スイスの時計職人が鐘ではなくピンを利用してカリヨンを鳴らすようになり、これがオルゴールの原型となりました。
欧米ではミュージックボックスと呼びます。
●オルゴールの音色がもたらす効果
オルゴールの低周波や高周波には、内臓の働きを活発化させる効果があり、オルゴールセラピー、オルゴール療法なども行われています。
自律神経を整え、ストレスも軽減。α派によるリラックス効果も。
森林セラピーという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、オルゴールの音色には
熱帯雨林や深い森に存在する超低周波と超高周波が含まれているそう。
都会に住んでいてもオルゴールで森林浴に近い効果が得られるということでしょうか。
http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/418/
●本来の効果が得られるのは
オルゴールならどれでも素晴らしい効果が得られるわけではなさそうです。
脳を刺激するために必要な周波数は、弁の数が72以上なければ発生しないとのこと。
手のひらに乗るような大きさのものや、アクセサリー入れになっているような大きさのものは、とてもそこまでの弁の数が無いのです・・・。
セラピー効果を発揮してくれるオルゴールは弁が72以上必要で、しかもスイス製のものがおすすめだとか。
ちょっと調べてみましたが、安くても十数万円でした!!
http://www.musicbox.co.jp/musicbox/therapy/thchoice.html
●聴きに行ってみよう!!
そんな高価なもの、急に簡単には買えない・・・。
ではオルゴール博物館に足を運んで、その素晴らしい音色を耳と体に浴びるのはどうでしょうか?
オルゴールの音色を聞かせてくれる博物館は各地にあるようですが、京都の嵐山オルゴール博物館には、世界最初のオルゴールが展示されています。
嵐山といえば、秋の紅葉の名所でもあります。
“秋のセラピーツアー”と題してお出かけしてみませんか?
●CDや小さなオルゴールでも
病院や薬局の待合などでオルゴールの曲が流されていることが多いですよね。
なんとなく落ち着きますよね。
CDの場合、超高周波がカットされているので超高周波によるα派は期待することは出来ないのだそう。
でもやはり、待合に流れるオルゴールに癒されると感じる人がいるのは確か。
また、就寝前に聞かせると寝つきが良くなった、とか夜泣きがおさまったという声も少なくないようです。
オルゴールの秘密はまだまだ奥が深いのかもしれませんね♪