妊娠中に気をつけたいビタミンAの摂り方

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妊娠中に摂取することを気をつけたい「ビタミンA」

ビタミンだから体によさそうなイメージもありますが、一体どんな影響があるのでしょうか。

ビタミンAとはどんなものか、気をつけたいポイントと一緒にまとめてみました。



ビタミンAとは

ビタミンA (レチノール) は脂溶性ビタミンの1つで、主に動物性食品に含まれており、体内ではレチノール・レチナール・レチノイン酸といった3種の活性型で作用しています。ビタミンAは皮膚や粘膜の正常保持・視覚の正常化・成長および分化に関与しているため、不足すると皮膚や粘膜の乾燥・夜盲症・成長障害・胎児の奇形などを引き起こす恐れがあります (21) 。また、ビタミンAは脂溶性であることから過剰摂取にも注意が必要です。食品中には、ビタミンA以外に体内でビタミンAに変換されるプロビタミンA (ビタミンAの前駆体) というものがあります。プロビタミンAは主に植物性食品に含まれ、赤や黄色の色素であるカロテノイドがよく知られています。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail171.html

赤ちゃんへの影響

妊娠中、特に妊娠3ヶ月までの初期の段階でビタミンAを過剰に摂取することで、耳の形に異常が出ると言われています。
その他の異常としては口唇列・口蓋列・水痘症などの心配も出てきます。
妊娠初期は赤ちゃんの成長の中で最も重要な体や器官が作られていく時期です。
ビタミンAの摂取には注意が必要になります。
しかしビタミンAが不足するのも問題があります。
ビタミンAが不足すると、赤ちゃんの成長を妨げ、発育に問題が生じます。
また早産の可能性も出てきます。
妊娠初期は影響を受けやすいので、ビタミンAの摂取量には注意しましょう。

1日のビタミンA摂取量

ビタミンAの推奨摂取量は、非妊娠時600μg、妊娠時670μg、授乳時1020μgとなっています。
過剰摂取とされる摂取量は3000μgです。
普通のバランスの取れた食生活をしていれば、不足することも過剰摂取になることも基本的にはありません。
また1日の摂取量が多くなっても影響はありません。
継続的に過剰摂取することで赤ちゃんに影響を及ぼすのです。
そのことからも、毎日普通に生活していれば何の問題もありません。

ビタミンAを多く含む食材

ビタミンAが多く含まれる食材は
・鶏レバー 14000μg
・豚レバー 13000μg
・牛レバー  1100μg
・うなぎ   4400μg
・モロヘイヤ 840μg
・にんじん  720μg
・たまご   480μg
などがあります。
レバーはビタミンAの含有量がかなり多くなりますので、摂取量には注意しましょう。

注意点

妊娠中のビタミンAの摂取は気をつけないといけないこともありますが、気にしすぎてビタミンAが不足することも問題です。
栄養バランスを考えて食事をとるようにしましょう。
妊娠初期にビタミンAを補う場合は、動物性ではなく植物性からのビタミンAを摂取するようにしましょう。
また健康のために飲んでいるサプリメントにもビタミンAが含まれていることもあるので注意しましょう。

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