最近、『妊婦様』という言葉を聞くことが増えてきました。
妊娠している女性に対し、悪意を持って揶揄する人もいますが、妊娠していることを逆手にとって威圧的に振舞う女性がいることも事実です。
『妊婦様』と呼ばれないために気をつけておきたいポイントをご紹介します。
優先席は譲ってもらって当然ではない
電車やバスの優先席付近で、マタニティマークをつけた女性がこれみよがしにマークを見せてきて席を譲るようにアピールしてきた…。
こういった事例がよく聞かれます。
優先席は、妊婦さんの専用席ではありません。
席を譲って欲しい場合は、きちんと『妊娠していて立っているのが辛いので、席を譲っていただけませんか』とお願いしましょう。
もちろん、席を譲ってもらって当然ではありません。
譲ってもらったら、感謝の気持ちを表しましょう。
家事を夫にすべて押し付けない
妊娠中、『妊娠していてしんどいから』と家事を夫にすべて押し付ける妊婦さんもいるようです。
もちろん、つわりが続いていたり、安静が必要な方は仕方のないことです。
ですが遊ぶ元気はあるのに家事をしないのはよくないですよね。
いくら妊娠しているとはいえ、そんな態度では夫に愛想をつかされてしまいます。
夫が家事を手伝ってくれることに感謝し、何もかも押し付けるのはやめましょう。
子どもが生まれてくる前に夫婦関係が破綻してしまいますよ。
子どもがいない人に無神経な発言をしない
妊娠すると、『マタニティハイ』という状態になって失礼な発言をする妊婦さんもいます。
特に、子どものいない女性に対する発言が多いようです。
『早く子ども作りなよ~』
『どうして子ども作らないの?』
こういった発言は、子どもが欲しいのにできない女性に対して非常に失礼ですよね。
自分が子どもがいなかった頃に言われたら、これらの発言は非常に不愉快だったはず。
妊娠した途端に口にするのはやめましょうね。
気を遣われて当たり前だと思わない
妊娠していると、妊娠前に比べて疲れやすくなったり、気分が悪くなりがちだったり、お腹が大きくて動きにくくなったりします。
そのため、『妊婦は気を遣われて当たり前!』と思う方もいるようです。
でも、妊婦だけが気を遣われて当然というのはおかしいですよね。
たまたまお腹の大きな妊婦さんが目立つだけで、病気の方、怪我をしている方…他にも日常生活が大変な方は大勢います。
気を遣ってもらったら、ありがたくその気遣いを受け取り、『気を遣いなさいよ!』という態度はとらないようにしましょう。
謙虚な態度でいると、不思議と気を遣ってくれる人が増えるものですよ。
出産祝いをねだらない
出産前から出産祝いをおねだりするのも、嫌われる『妊婦様』の行動のひとつです。
相手から『何がいい?』と聞かれた場合はもちろんかまいません。
が、聞かれてもいないのにおねだりしたり、相場以上の高価なものをねだるのはやめましょう。
出産祝いは『もらって当然』のものではありません。
気遣いで贈っていただくものです。
出産祝いをねだると、相手方の『おめでとう』の気持ちを殺いでしまうことになりかねませんので気をつけてくださいね。