子育てに困ったときに親子を救う5つのヒント

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子どもを育てていると、こうしてほしいのに、こんな子になってもほしいのに、うまくいかないな…と思うことがたくさんあります。こんなときに、思い切って、いったいどうしてそんなことをするのだろう…と発想の転換をしながら、子どもの立場に立って考えることが大切です。子どもの困った行動の例を5つ挙げて、解決のヒントをお伝えします。



なかなか寝ない

夜寝る時間を決めていても、「まだ、眠たくない」と言いながら布団に入ろうとしない。お気に入りのおもちゃで遊んでいたり、お父さんお母さんが見ているテレビをなんとなく見ている。無理やり布団に連れて行こうとしても激しく抵抗されたり、布団の中でダラダラ起きていてそれに付き合うのにイライラしてしまう…
このように、夜の寝かしつけを少しでも楽にするポイントとしては、まずは、毎日できる楽しみなセレモニーを考えてみることです。
例えば、寝る前には必ず絵本を読んでもらう、パパと握手をしてもらう、ぬいぐるみを置いて電気を消す、5分間抱っこしてハグをするなど、とにかくどんなことでもいいので、毎日必ずできることを子どもと決めてみましょう。
2つめのポイントは、眠りの環境を見直すことです。
乳幼児は、眠たくなったら自然に眠るだろうと思いがちですが、家庭の中で環境を整えて、眠りに向かう習慣をつけないと、遅い時間でも起きている場合があります。眠る時間の30分程前から、徐々に眠りに向けての環境を整えていきましょう。
例えば、眠る30分前に歯磨きをしてトイレに行くなどして眠る準備を始めます。そして、部屋の明かりを少し落としてから、静かな声で絵本を読んであげたり、一日のできことを振り返ったり、ゆったりとした時間を過ごします。そして、最後に部屋の電気を消して、毎日のセレモニーをして眠りにいざなってあげましょう。

食事に時間がかかる

テレビを見ながら食べているわけでもないのに、よそ見をしたり、おしゃべりをしたりして、なかなか食事を食べ終わらない。「食べなさい」と繰り返し注意されても、家族全員が食べ終わって席を立って一人になっても、気にしない。
このような子どもの心理としては、気になることがたくさんあったり、どのくらいで食べ終わりにしたらいいのか分からない、自分のペースで食べたいなどがあります。
これを解決するヒントとしては、、まず当たり前ですが、おもちゃなど周りの気になりそうなものを片付けてから食事を始めましょう。
食事の直前まで遊んでいたおもちゃなどが近くにあると、まだ遊びたいと気になって食事に集中できません。
テーブルの上がゴチャゴチャしているのも食事に集中できない原因になるので、できるだけ食事をする時は片付けてからにしましょう。
そして、何時になったら食事を終わりにするのか、食事が終わったら何をするのか、子どもと一緒に決めておきましょう。
「7時になったらごはんおしまいにしようね」「7時になったら○○しようね」などと、きちんと目標を立てることが大切です。時計の見方がまだ分からないうちは、時計の長い針を指さして、「長い針がここに来たらおしまいねー」と、教えてあげましょう。
食べる量を少し少なめにするのもお勧めです。決められた時間で、全部食べきれた!という自信が、また次も頑張ろう!という意欲につながります。

言い訳が多い

何か失敗してしまったとき、謝るよりもまず「だって~」と、言い訳をしてしまう。何か忘れてしまったり、失敗してしまったときに、先回りをして、どうしてそうなったのかを延々と説明する。など、言い訳が多い子どもは、「どうして私の気持ちを分かってくれないの?」「嘘じゃないのにどうして信じてくれないの?」などと思っているかもしれません。
このような子どもに対しては、本人の失敗の理由を受け止めてあげることが大切です。例えば、お茶碗を落として割ってしまったとき子どもが「だって熱かったんだもん」と言ったときは、まず「そっか、熱かったんだね」と復唱して受け止めてあげましょう。それから、「今度からお盆で運ぶといいよ」と、教えてあげましょう。
気持ちを受け止めてもらえたことで、子どもは満足して親の言うことを素直に聞き入れることができるようになります。

すぐにあきらめてしまう

何か新しいことに挑戦しようとして、すこしつまづいただけで、「もうできない」とさじを投げてしまう。テストの勉強を始めても、「もうわかんない!もういいや」とすぐにやめてしまう。
このように、すぐに諦めてしまう子には、小さな達成感を積み重ねる経験をさせてあげましょう。例えば、夕飯のお手伝いをしているとき、人参の皮をむけない…と投げだしそうになった時には、「ピーラーを使うとできるよ」と、実際にやって見せる。このように、できそうなやり方や、できることを教えてあげ、とりかかりだけ導いてあけましょう。そして、できた時は必ずほめてあげます。このように、どんなに小さなことでも「できた!」という達成感を感じることで、次第に自分に自信がついてきます。

お母さんと離れられない

保育園に行くと、なかなか離れようとせず、無理やり離そうとすると、大声で泣き叫んでしまう。公園に遊びに行っても、お母さんのそばにくっついてお友だちと遊ぼうとしない。
このようにお母さんと離れられないのは、お母さんと離れると何か嫌なことが起こるかもしれない、お母さんがもう戻って来ない気がする、など不安でいっぱいだからです。
このような時は、別れるときの儀式を決めて取り入れましょう。
例えば、「ママパワー注入!ギュー」などと言いながら抱きしめてあげる。など、子どもが元気になれるような声かけをしてあげましょう。そして、抱きしめてあげることで、子どもは落ち着きを取り戻します。
そして、保育園に行く前に、「お母さんお仕事頑張って、終わったらすぐに迎えに行くからね」とお約束をして、時計を指さして「時計の短い針がここに来たらお迎えに来るからね」と、別れたお母さんが何をしているのか、いつ迎えに来てくれるのかをきちんと伝えておくことも大切です。

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