いつだって、サッカーはみんなが大好きなスポーツ。
将来のサムライ・ブルーやなでしこジャパンを目指して、うちの子もサッカーを始めました、というご家庭も多いでしょう。
でも、親ほど子どもは盛り上がってないのよね……と悩んでいるお母さん、いませんか。
公園に行ってボールを蹴らせても、すぐに飽きてしまったり。うちの子がまさにそうでした。
まだまだ小さな子どもたちと、いったいどんな練習をすれば興味を持ってくれるのでしょうか?
上手じゃなくたっていい
習わせてはみたものの、なかなか上達しない……そう思っていませんか?
最初から、ましてや子どものうちから上手な人なんて、そういるもんじゃありません。
大切なのは、サッカーを好きになることです。
サッカーって楽しい! と思ってもらえるように、ボールと触れ合う。ボールを使って体を動かす。そこが最初のステップです。
5歳から8歳くらいまでは、まず楽しむことができるようになりましょう。
サッカーが好きになれば、「上手になりたい!」という思いは自然に芽生えてくるはずです。
ドリブルでボールに慣れよう
ドリブルはサッカーの基本です。
ウォーミングアップの代わりに、まずはボールを蹴って遊びましょう。
ドリブルしながら親子で簡単な鬼ごっこをしてみると、とても楽しい遊びになります。
もちろん大人と子どもの差があるので、ハンデとして親は利き足とは反対の足で蹴るなど、ルールを決めておくとやりやすくなります。
走る範囲を決めて、あまり広すぎない方が、より一層楽しめますよ。
おっと、もうシュートしてみる?
小さなお子さんの場合は、気持ちを盛り上げる工夫が必要になってきます。
一緒になって、シュート遊びをしてみましょう。
2~3メートル離れたところから、ボールを子どもの足元に転がしてあげます。
そのボールを好きに蹴らせて、親がゴールキーパー役でキャッチしてください。
そしてゆっくりリリース、キック、キャッチ、リリース、キック、キャッチの繰り返しをしていきます。
だんだんテンポがついてきたところで、あえてキャッチせずに、子どもの勝ち! と意識させてあげましょう。もうそれだけで、子どもはノリノリで喜んでくれます。
パスも出せるかな
パスの練習って、単調でつまんない、と思われがちですが意外と大事です。
相手のことを考えて、相手が受けやすいところにボールを送ってあげなければいけません。それを心がける練習をやりましょう。
5メートルくらい離れて、お互いにパスを出し合います。
受ける側は、相手が蹴る前に「右!」「左!」と、どちらの足でボールを受けるか叫びましょう。蹴る側は、相手が受ける足に向かって蹴らなければいけません。
少し高度になりますが、インサイドキック(足の内側を使ったキック)でパスが出せるようになると、本格的ですね。
ボールは友だち
集中力がなかなか続かないのも、子どもの特徴のひとつ。
蹴るのに飽きてきたら、時には手を使うこともおススメです。
ボールを両手で持って、真上に投げてキャッチ。また真上に投げてキャッチ。
それを何度か繰り返したら、今度はボールが落ちてくる間に手を叩いてみましょう。最初は1回。さらに2回、3回と、親子でどちらが多く叩けるか、競争してみてもいいですね。
これはゴールキーパーや、ハイボールに慣れる練習にも繋がります。
小さな子どもと一緒にできる練習ばかりですので、運動が苦手なお母さんでも気軽にやってもらえると思います。
昔も今も、サッカー好きの合言葉はやっぱり「ボールは友だち!」ですよね!