妊娠をすることで、女性の体は大きく変化し、つわりが始まります。
人によっては、出産よりもつらいといわれる「つわり」。
一体どんなものなのでしょうか?妊娠前の心づもりとして、つわりについて知っておくのも大切なことです。
1.どうしてつわりになるのか
妊娠すると、女性の体には妊娠を継続させるために様々な変化があらわれます。その一つが子宮から分泌されるhCGホルモンが活発になることです。
このホルモンが急激に増加することが、つわりを引き起こしている鯨飲の1つとも言われています。その他にも妊娠に対する漠然とした不安や生活環境からくる精神的なストレスもつわりが起きる原因になっているようです。
妊娠したことで心も体も急激に変化していきます。特に妊娠初期は無理をし過ぎないようにしましょう。
2.つわりはいつ始まり、いつ終わるのか
平均的に妊娠6週くらいから始まる方が多いようです。月経の遅れと、このつわりの症状から妊娠を意識する方も少なくはありません。
その後妊娠10週目くらいにかけてピークを迎えて、その後は徐々に落ち着き、妊娠16週にはつわりが終わる方が多いです。一般に安定期といわれる時にはつわりも落ち着いている頃です。
しかし始まりが早く3・4週からつわりが始まる方もいらっしゃいます。
終わる時期も出産するまで続いたという方もいます。
そして中には妊娠期間中、まったくつわりを感じる事がなかったという方もいます。つわりはかなりの個人差があるのです。
3.つわりの種類~吐きづわり
吐きづわりはつわりの中でも経験する方が多い症状です。
妊娠すると、においに敏感になります。それは今まで好きだったにおいでも受け付けなくなることも・・・。よく言われるのが、お米が炊けるにおいがだめになる方が多いようで、食欲もなくなり吐き気をもようしてしまうのです。
においだけでなく、食べては吐くを繰り返してしまう人も多いです。
妊娠時期は特に栄養が不足するので、症状が重いときはかかりつけの産院に相談してみましょう。
4.つわりの種類~食べづわり
こちらは吐きづわりとは対照的で、何かを食べていないとつわりが悪化してしまう症状です。小腹が空いたときや何か口にしていないと気分が悪くなってしまうので、いつもつまめるものを携帯している方も多いです。
こちらのつわりの問題点としては、基本的に食ることはできるので栄養面の心配はありませんが、逆に食べすぎで急激な体重増加の問題が出てきます。妊娠時期の過度な体重増加は、赤ちゃんにもママにも負担がかかってしまうので、しっかり体重管理をしましょう。
5.つわりの種類~眠りづわり・よだれづわり
こちらの2種類はあまり耳にしないかと思いますが、妊娠の初期症状としてみられることが多いです。
眠りづわりは、妊娠により急激な睡魔におそわれるつわりです。起きていても体はだるく、眠さは続きます。
よだれづわりは、口の中のよだれが増えていくものです。
この他にもまだまだつわりの症状は多々あります。
個人差もありますが、つわりはつらいですが、いつかは終わりを迎えます。
赤ちゃんのためにも、自分なりにつわりと向き合い、乗り切りましょう!