妊娠中に足がつったことはありますか?私の場合、妊娠7ヶ月を過ぎたころから、たまに左足がつるようになりました。しかも、ただつるのではなく、その痛みで夜中に目が覚める程。夜中に目が覚めるのはそんなに嫌じゃないけれど、あのなんとも言えない痛みが突然来る恐怖・・・。足を引っ張って!と訴えようにも、夫も子どもも夢の中・・・。困っている方、ぜひ参考にしてみて下さい。
なぜ妊娠中は足がつりやすいのか
妊娠中期から後期にかけて足がつりやすいのは、赤ちゃんが大きくなって腹部の血管が圧迫され、下半身の血流が悪くなくからだと言われています。妊娠中はどうしても体を動かす機会が減ってしまうため、それも下半身の血流を悪くする一因となります。それに加えて、お母さんが摂取した栄養は優先的に赤ちゃんへと送られるため、お母さんの体からカルシウムやマグネシウムが不足するためでもあります。足がつる、つまりこむら返りは生理的現象なので誰にでも起こり得るものですが、辛い痛みを伴うのでできる限り予防したいですよね。
下半身の血流を良くしよう
安定期に入ったら、ウォーキング等軽い有酸素運動を取り入れましょう。そうすることで、下半身の血流改善につながるので、こむら返りが起きにくくなります。また、適度な有酸素運動は精神をリラックスさせる効果がありますので、それも症状出現の予防につながるようです。急激な運動は余計な負担を身体にかけることになるので、あくまでもやりすぎは禁物です☆
骨盤ベルトが効果的なことも
骨盤を占めることで腰や腹部の負担が減り、こむら返りが起きにくくなります。ただし、妊娠中も使用可能なものであることを必ず確認してください。骨盤ベルトは腹部の張りが気になる方には向きませんし、装着の方法を誤ると腹部を圧迫してしまい非常に危険なので、使用前に医師や助産師に確認して、正しい使用方法を教えてもらう方が安全だと思います。
栄養はバランスよく
母体のカルシウムやマグネシウムは不足しがちになるので、できれば意識して摂取したいものです。みなさんよくご存じだとは思いますが、カルシウムは牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、魚類に多く含まれています。また、マグネシウムは、豆腐や納豆、豆乳などの豆製品に多く含まれているので、ぜひ献立に取り入れてみて下さい。血流を良くする点から言えば、温かい料理方法の方がさらに効果的だとは言えますが、猛暑といわれている時期ですから、工夫して料理したいものですね。
もしも足がつってしまったら
足がつってしまった場合、まずはふくらはぎ周辺に激痛が走ると思いますが、ゆっくりと足を伸ばすようにしましょう。急に筋肉が収縮することでこむら返りは起こりますので、伸ばすことで筋肉が弛緩し、痛みを早く和らげることができます。激痛がおさまってきたら、ふくらはぎをゆっくりとマッサージしてあげると、さらに筋肉の弛緩をすすめ、血流を良くするので症状緩和につながります。妊娠中のこむら返りは、ある意味期間限定のものなので、辛いですが、みんなで頑張って乗り越えましょう。