無事出産!!おめでとうございます!!
と安堵の気持ちも束の間。
今度はママとして赤ちゃんとの生活が待っています。
赤ちゃんの母乳のこと、オムツのこと、お風呂のことで頭がいっぱい!!
しかし、壮絶な出産を経て、ママの体も休息を必要としています。
そこで出産後のママと赤ちゃんの過ごし方をご紹介。
母子共に元気に退院!
経過が順調なら、赤ちゃんもママも5~7日目ころには退院できます。
赤ちゃんは退院前に小児科医の退院診察を受け、ママは内診で診察を受けます。
わからないことや心配なことは入院中または退院までに聞いておきましょう。
無事母子共に一緒に退院できることを当たり前なんて思わないで!!
それは本当に本当に奇跡なんです!
赤ちゃんもママもよく頑張りました!!
赤ちゃんだけ入院が長引くこともあります
早産などで赤ちゃんが低体重。なんてことはまれなことではありません。
また、体重に関係なく、赤ちゃんの心臓や肺の機能に問題がある場合、重症の感染症を引き起こした場合などは、NICUで見守る必要があることもあります。
こうした場合は赤ちゃんは保育器でしばらく過ごすためにママと同じ日に退院できないこともあります。
そうした赤ちゃんほど母乳を飲ませた方が良いので、お母さんは母乳を搾乳し、病院に運ぶようにしましょう。
最低6~8週間は休養してください
ママはすぐに家事などをして動いてはいけません!
出産後は最低6~8週間は安静に過ごす必要があります。
その期間を産褥期といいます。
家事はパートナーや家族に協力してもらい、極力体を横にするようにしましょう。
特に出産後24時間は安静にし、ぐっすりと睡眠をとりましょう。
出産時に会陰切開をした場合は、出産後4~5日ごろに抜糸が行われます。
1か月健診で異常がないと診断されれば安心できます。
子宮の回復について
妊娠中に大きくなった子宮が元に戻ろうとする力が働き、子宮の辺り(下腹部)が痛むことがあります。これは、妊娠中に胎児の発育とともに大きくなった子宮が急激に元の大きさに戻ろうと収縮を始めることで起こります。
それを、後陣痛と言い、出産後2~3日は陣痛のような痛みがあります。
これはまもなく消えるので心配ありません。
出産後1週間で子宮は出産時の半分くらいの大きさに収縮し、3週目ごろには約3分の1、4週目ごろには妊娠前の大きさにほぼ近づきます。
悪露について
悪露は出産後の子宮から排出される分泌物です。
出産後3~4日は出血も混ざっていて量も多いのですが、1週間くらいするとだんだん量も減ってきます。
3週ごろには茶色に変わっていき量やにおいも少なくなっていきます。
悪露は個人差がありますが、出産後40日くらいまではおりもののようなものがあると思ってください。
ナプキンを使用することをおすすめします。
タンポンは細菌感染を起こしやすいので使用しないでください。
1か月健診で異常がなければ入浴することができますが、それまではシャワーのみにしましょう。