妊娠中にトラブルはつきものです。
色々な症状がありますので、心配になりますね。
わからない時は必ずすみやかに産婦人科を受診してください。
放っておくと取り返しのつかないことになります!!
おなかの張り・痛み
出血とならんで注意したいのが、お腹の張りや痛みです。
お腹の張りや治まらなかったり、お腹の痛みが止まない時は、まず横になって様子をみましょう。少し様子をみておさまるような一時的な痛みなら問題はありませんが、継続して続くような張りや痛みは受診することをお勧めします。
妊娠初期であれば、流産、子宮外妊娠など。
中期や後期であれば、早産や常位胎盤早期剥離の可能性もあります。
すぐに入院といった状態の場合もありますので、すぐに医師に連絡しましょう。
出血
妊娠中に万が一出血した場合は、妊娠時期にかかわらず、すぐに受診しましょう。
場合によっては心配のないものもありますが、自己判断は危険です。
安静にして医師に連絡し、診察を受けてください。
妊娠中期以降なら、切迫早産や前置胎盤、常位胎盤早期剥離などが考えられます。
前置胎盤とは胎盤の位置が正常より低く、子宮の出口をふさいでいる場合をいいます。
大量出血をおこすと帝王切開になる場合もあります。
水分もとれないほどの悪阻
つわりは新婦さんのほとんどが経験するものですが、つわりの症状には個人差があります。食べていないと気分が悪くなる食べづわりや吐きづわり。
ほとんどが妊娠16週くらいで治まりますが、人によっては出産まで続く人もいます。
もし、繰り返し吐いて、水分も受け付けないほどであれば妊娠悪阻の心配があります
。脱水症状になると危ないです。ふらふらで足元もふらついて代謝異常をきたす恐れもありますので、点滴などをすると良いでしょう。
受診することをお勧めします。
胎動が感じられなくなった
よく動いていたはずの赤ちゃんの胎動が急に感じられなくなった…という場合はすぐに受診しましょう。極端に胎動が少なくなった場合も同じです。
なんらかの原因で赤ちゃんが弱っている可能性があります。
前期破水
胎児を包んでいる卵膜が陣痛開始前にやぶれてしまうことを、前期破水といいます。
妊娠のなかばで膜がやぶれると、赤ちゃんにうまく酸素がいきわたらなくなり、子宮の中にいられなくなってしまいます。
流産・早産の原因となります。
尿でもないさらさらした液体(羊水)が流れ出ているとき、あるいは大量に出たときは急いで受診しましょう。