定番の出産方法5選!実はいろいろあるんです。

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出産って、帝王切開か自然分娩の二種類しかないって思っていませんか?じつは、自然分娩にもさまざまな種類があるんです。産婦人科によって扱っている出産方法が違いますから、病院選びの前にどんなお産方法があるのかしっかり勉強しておきましょう。



ソフロロジー法

自然なお産の流れの中で、イメージトレーニングや呼吸法などで自分をコントロールしながら出産の力を高めていく出産方法。呼吸とともに補助動作で陣痛の痛みを緩和します。妊娠中からイメージトレーニングをしたり、リラックスの訓練をしたりするのが特徴です。ヨガや禅などのエッセンスが取り入れられています。

ラマーズ法

出産前にお産のプロセスを頭にいれておいて、呼吸法と補助動作でリラックスした状態での出産を目指します。あるひとつの刺激に集中しているともうひとつの刺激を弱く感じるという働きを利用して、呼吸に集中することでお産の痛みの感じ方を緩和する、という考え方が特徴的です。一般によくいわれるお産の呼吸法「ヒ、ヒ、フー」はラマーズ法の呼吸法のひとつです。

フリースタイル分娩

フリースタイル分娩は、アクティブバースのひとつです。アクティブバースとは、産む人自身がどんなお産をしたいのか積極的に考え、自由なスタイルで出産する方法です。序産院で多く取り入れられている出産方法で、お産のときのポーズは床に座ったり、立てひざをしたりなどさまざまです。

水中出産

水中出産もアクティブバースのうちのひとつ。体温と同じ約36度の温水プールの中で出産する方法です。入浴効果をいかして陣痛を緩和する効果や、リラックスしてお産にのぞめる効果があります。ほかの出産方法は医師や助産師が赤ちゃんを取り上げますが、水中で生まれた赤ちゃんは自分で抱き上げることができるのも人気のひとつ。ただ、高血圧や多胎などリスクのある産婦さんは選択できないお産方法です。

無痛分娩

無痛分娩とは、麻酔を使って陣痛の痛みを緩和し、リラックスした状態でお産をする方法です。痛みに対して恐怖心が強い方や、パニックを起こしやすい方、高血圧などの合併症がある方にも向いた分娩方法です。麻酔にいくつか方法がありますが、現在無痛分娩で主流となっているのは硬膜外麻酔という部分麻酔。ママの意識ははっきりしていますが、陣痛の痛みだけをとるもので、経膣分娩の途中で帝王切開に切り替わった際もそのまま対応できるというメリットもあります。

いかがでしたか?みんな産婦さんにリラックスしてもらうためにさまざまなアプローチでお産が行われています。ご自身にあった分娩法を検討してくださいね。

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