夏風邪・皮膚炎の症状と対策まとめ。これから流行る!

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風邪と言うと冬や乾燥している時期を思いがちですが、これから夏風邪が流行します。夏風邪と一言で言っても、アデノウィルスが原因のプール熱、流行り目、コクサッキーウィルスなどが原因のヘルパンギーナ、手足口病があります。

皮膚炎も起こしやすくなるので、日々のケアが大切になります。

これから流行る夏風邪・皮膚炎についてまとめました。



夏風邪①プール熱(咽頭結膜熱)

プールを介して感染することが多いことからプール熱と呼ばれていますが、飛沫感染や接触感染もします。急な発熱、食欲不振、倦怠感、咽頭炎、結膜炎などの症状が出ます。
38~40度の発熱が出ますが、ウィルスを倒そうとしているので、ぐったりしているなどの場合は別ですが、すぐに解熱剤を使わずに水分補給をして様子を見ると良いとされています。アデノウィルスに対して効く薬は無く、対処療法しかありません。
潜伏期間は5~7日で、1週間ほどで症状は治まってきますが、主要な症状が治まって2日経過するまで登校出来ないとされています。

http://www.self-medication.ne.jp/health/015.php

夏風邪②流行り目(流行性角結膜炎)

他の結膜炎よりも強い症状が出ます。目やに、充血、腫れ、痛みが伴います。症状が出て1週間がピークですが、完治までに時間がかかることもあります。
眼科での治療が必要になります。感染力が強いので、目を手でこすらない(こすらせない)、タオルなどは別々にする、目やになどを拭く際はティッシュなど使い捨ての物にする、手洗いをしっかりする、お風呂は最後に入ってもらうなど二次感染を防ぐことが必要です。

http://www.self-medication.ne.jp/health/015.php

夏風邪③ヘルパンギーナ

初夏から秋にかけて流行するウィルス性の病気です。手足口病と同じような症状が出るため、判断が難しい場合もあります。主にコクサッキーA型ウィルスが原因とされます。
症状としては、急な高熱(39~40度)、口の中に水泡、口内炎、熱による倦怠感、稀に熱性痙攣を起こすことがあります。口の中が痛むので食べたり、飲んだりすることが難しくなるので、脱水症状に気を付けなければなりません。症状が出ている間はなるべく痛みが出ないよう喉越しが良い物を与えます。
飛沫・経口・糞口感染しやすいので、可能であればマスクを着用させたり、タオルを別にする、オムツを替える時は手袋やマスクをしたり、手洗いをしっかりするなど二次感染を予防することが大切です。症状が治まっても数週間はウィルスが体外へ排出されるので注意が必要です。
大人が発症した場合、子どもより重症化します。

http://kininaru.biz/archives/1943.html

夏風邪④手足口病

主にコクサッキーA群のウィルスやエンテロウィルス71型が原因とされています。
症状としては、口の中に水泡が出来る、37~38度の発熱、手や足に湿疹が出来ます。発熱はするものの、高くならないので見た目より元気な場合が多いです。
ヘルパンギーナ同様、症状が治まっても数週間はウィルスが体外へ排出されるので注意が必要です。
予防法も同様で、マスクを可能であれば着用させる、同じタオルを使用しない、オムツを替える時はマスクや手袋を着用する、手洗いをしっかりするなどです。
また、大人が発症すると子どもより重症化します。

http://kininaru.biz/archives/1943.html

皮膚炎(水いぼ・とびひ・あせも)

夏場は汗をかいたり、湿度や気温が高いことから菌の増殖がしやすい為、皮膚炎を起こしやすくなります。皮膚炎の中でも、水いぼやとびひ、あせもが多くみられます。
★水いぼ
ウィルスの感染によって起きる炎症で、皮膚接触や同じタオルを使用するなどして感染してしまいます。中が白く透けて見えるぶつぶつで、かゆみを伴うことが多いので掻くことで広がってしまうことがあるので注意が必要です。水いぼは乾燥肌の状態だと感染しやすくなるので、日ごろからスキンケアが必要です。また、感染して放置しておくとどんどん増えてしまうので、早めの受診が必要です。
塗り薬や専用ピンセットで取ってもらう、医療用サリチル酸絆創膏を貼るなどの治療法があります。
★とびひ
あせもや虫刺されを掻いて出来た傷の表面に細菌が増殖することで出来ます。患部がジュクジュクして痒みを伴うので掻いてしまうと他の部位に移って酷くなってしまいます。症状が治まるまで湯船やプールは入らないようにします。
患部を優しく石鹸で洗い、皮膚科で処方して貰った塗り薬を塗って治療します。
★あせも
赤ちゃんや子どもは新陳代謝が良い為汗をかきやすく、汗腺の数は大人と同じなのであせもが出来やすいです。あせもは、汗が皮膚の中に溜り出来た炎症です。
汗をかいたらそのままにせず、タオルでこまめに拭いたり、シャワーで洗って清潔を保ったり、汗をかかせ過ぎないようにし、汗をかいたら着替えをさせます。
痒みを伴うので酷くなる前に皮膚科や小児科の病院で塗り薬を処方して貰いましょう。

http://www.mahirohifuka.com/blog/2013/06/mahiro(toyohashi).php

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