保育所に通うようになって今まで以上に病気にかかりやすくなった、と感じるママは多いと思います。
集団生活に入るということは、ママの時間が取れるようになる分、子どもがお友達と一緒にいる時間も増えるということです。
急な子どもの病気の症状に焦らないように、子どもに流行しやすい病気についてまとめました。
手足口病
手足口病とは、手のひらと足の裏に赤いブツブツした発疹がでる病気です。高熱が出る場合もあるようです。
発疹自体に痛みはなく、痛みがでるのは口内炎で、この口内炎の強い痛みで飲食ができなくなってしまうことが多いです。
口の中に何個もの口内炎がいっぺんにでるので、唾液を飲み込むことさえ困難になります。
発疹は数日で黒っぽい色に変色していき自然に消えてなくなります。
手足口病には特に薬がないようです。熱がでない場合には、痛みに耐えながら自然に治っていくのを待つので、口内炎が酷くで飲食ができない場合は、脱水症状等にならないように何とか少しでも食べれるものを見つけて少しずつ与えてあげてください。
みずぼうそう
みずぼうそうは急な発熱と赤い発疹があらわれ、発疹の中心に水がたまったような状態になります。
今は予防接種で予防することができ、全身に広がらず1つ2つの発疹が出現して治っていくことも多いようですが、全身に広がることもあります。2~3週間で発疹はかさぶたになって治ります。
発熱、発疹、中心に水の溜まっているような発疹がある場合は、できるだけ早く病院へ行きましょう。
乳幼児期での感染の場合、比較的軽く治ってしまうことが多いようですが、年長期ころからは重症になるケースもあるようです。
アデノウィルス感染症
アデノウイルス感染症は風邪のような症状から始まって、重症化してしまう危険のある病気です。
重症化してしまうと、肺炎や結膜炎、嘔吐下痢症になってしまうことがります。
38℃~40℃くらいの熱が1週間弱続き、扁桃腺が真っ赤に腫れます。
インフルエンザにもにている症状ですが、食欲が落ちることが多い為、脱水症状にならないように注意をすることが大切です。
アデノウイルス感染症は、プール熱とも言われています。
夏に流行する病気で、プールに入って感染することが多いのですが、感染経路は口や鼻、目の粘膜ですので、プールに入らなくても感染する可能性はあります。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは夏風邪の一種です。高熱がでて、喉の奥にブツブツした発疹があらわれます。
喉の奥に発疹ができるため、飲食ができなくなることが多く、脱水症状を引き起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
また、感染してしまうと、1か月近く便に菌が含まれるので、手洗いは徹底する必要があります。
高熱がでて食欲が落ちてきたと感じたら、すぐに病院へいきましょう。
おたふくかぜ
おたふくかぜは流行性耳下腺炎といって、耳の後ろの耳下腺が腫れてくる病気です。
熱は出る場合と出ない場合があり、耳下腺の腫れも、ひどく腫れる場合とあまり腫れない場合があります。
おたふくかぜは重症になる可能性があり、もし重症化してしまうと、髄膜炎や難聴、脳炎等を合併してしまうことがありとても怖い病気です。
おたふくかぜには予防するワクチンがあります。
1歳を過ぎたら接種可能ですが、任意接種の為接種費用が自己負担となります。
感染した時に重症化しない為にも接種しておいたほうが安心です。