ブーケは、結婚式の時に花嫁さんが持つもの、そしてブートニアは、花婿さんの胸元につける一輪の花のことです。これらを使った、《ブーケ&ブートニア交換の儀式》をご存知ですか?
主に人前式に行われる演出の一つで、《ダーズンローズ》と呼ばれることもあります。
結婚式を印象深く彩る《ブーケ&ブートニア交換の儀式》についてご紹介します!
ブーケ&ブートニアの由来を知っていますか?
古来ヨーロッパでは、男性が女性にプロポーズをする際、彼女の家に向かう途中に野に咲く花を摘んで花束にし、それをプレゼントして結婚の申し込みをしたそうです。これが花嫁さんが持つブーケの始まり。
プロポーズを受けた女性は、受け取った花束から1輪花を抜き、彼の胸元に挿すことで、プロポーズを受け入れるという意思表示をしたそうです。これが花婿さんのブートニアの始まりです。
つまり、ブーケには「プロポーズを受けた証拠」、ブートニアには「プロポーズを受け入れてもらったという証明」という意味がそれぞれあるんですね。
このプロポーズを再現しようというのが《ブーケ&ブートニアの儀式》です。
ウエディングで取り入れるには?
《ブーケ&ブートニアの儀式》を取り入れるには、人前挙式の中で行なうのが一般的です。
新郎新婦が入場する際に、ゲストにも参加してもらいながら進めていける演出です。
披露宴で行なうこともできますが、厳粛さが欠けてしまう可能性も。
また、キリスト教式でも取り入れられる場合があるので、式場の方とも相談してみてくださいね。
儀式の進め方
まずは新郎新婦が入場する前に、何人かのゲストに花を1本ずつ配っておきます。これが野に咲く花を表現するものになります。
そして新郎の入場。ゲストが持っている花を受け取りながら入場していくことで、花を摘みながら彼女の家に向かう場面を再現しています。
そしてゲストから受け取った花を束ねてブーケにします。
続いて新婦の入場。エスコート役には、父親はもちろんのこと、家族やお世話になった方にぜひお願いしましょう。
いよいよプロポーズの再現!
入場してきた新婦に向かって、新郎はプロポーズの言葉とともにブーケをプレゼントします。
ここでは、実際にプロポーズしたときの言葉を述べてもいいですし、結婚に際しての決意表明を述べるような形にしても良いと思います。
言葉だけでなく、ひざまずいたり彼女の手を握ったりしながら行なうとさらにGood!ですよ。
プロポーズを受けた新婦は、受け取った花束から1本を抜き取り、新郎のタキシードの胸元に刺し、結婚を承諾したという意思表示をします。
それぞれの場面できちんと意味の説明を
《ブーケ&ブートニアの儀式》を厳粛に行なうためには、それぞれの意味をきちんとゲストに理解してもらいながら進めていくことが大切です。ストーリーを語りながら進めていけば、ゲストにとっても非常に印象深いシーンになりますよ。