子供のおねしょで悩まないで!原因と対策を考えよう!

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おねしょは子供の成長過程で起こる生理的な現象なので、年齢とともにだんだん減少します。そのため「そのうち治まるだろう」と思いがちですが、夜尿症には子供がストレスや不安を抱えている場合もあるので放っておくと大変なことになる可能性があります。

おねしょを突然するようになったら気をつけましょう。何が原因か見極めて適切な対処ができるように心がけましょう。



おねしょと夜尿症の違いとは?

子供が寝ている間におしっこしてしまうことをおねしょと言います。おねしょは2~3歳くらいの子供の未成熟が原因で起きてしまうのが原因なので、成長とともに減っていきます。
ところが5~6歳くらいになっても月に数回おねしょするような場合は一般的に「夜尿症」と呼ばれ、病気として位置づけられます。夜尿症も15歳までには9割のお子さんが自然治癒するという統計がありますが、稀に成人になっても続く場合があります。

夜尿症のタイプは

夜尿症といってもタイプ別に分けられ、3つのタイプがあります。
一つ目は多尿タイプ(抗利尿ホルモンの夜間分泌不足)です。夜間の尿量が多く、抗利尿ホルモン(主に夜間時に分泌されるホルモンで、尿を濃くし量を抑える働きをします)の分泌が少ない、もしくは生活習慣から水分や塩分の摂取量が多い場合におねしょが起きてしまう方です。
二つ目は膀胱タイプ(不安定膀胱)です。膀胱の発達が未熟だったり、膀胱が小さかったりすると勝手に収縮する場合があり、その際におねしょが起こります。
三つ目の混合タイプは、多尿タイプと膀胱タイプが合わさったタイプで、夜尿症の中でも重症となります。

夜尿症の原因は

科学的に証明されていませんが、次のことなどが原因として考えられています。

・睡眠障害で起こる場合
子供の眠りが深く、睡眠中に尿意を感じても目を覚ますことができない場合です。「覚醒障害」とも言います。
・ストレス
おねしょをしなくなってしばらくしてから突然始まる場合があり、そのような場合は生活環境の変化などのストレスが原因でおこる場合があります。子供の自律神経が不安定になり夜尿症になってしまう可能性があります。
・膀胱や腎臓の異常
これが原因となる場合はほとんどありませんが、夜だけでなく昼間も下着が濡れてしまうような症状があるのが特徴です。もしそのような兆候が見られたらすぐに病院で検査してもらいましょう。

おねしょの対処法は

幼児期は、水分を多く取っていることがおねしょの原因となることがあります。夕食時以降の水分や塩分の摂取を控えるようにしましょう。この幼時期は厳しい生活指導は必要ありません。また、寝る前にはトイレに行く習慣をつけましょう。膀胱に残った尿を空にすることはとても重要です。
季節によってもおねしょを悪化させることがあります。夏場はしなくなった子供に秋から冬にかけておねしょが見られる場合があります。このような子供は冷えが原因になることがあるので、布団を温めておく、寝る前にお風呂に入り体を温めるなどの配慮をするとよいかもしれません。

叱らない、焦らない

おねしょはしようと思ってしているわけではありません。子供を叱っても治るものではないので、叱らずに見守ってあげましょう。
おねしょの原因はさまざまですで、子供ごとに違います。ほかの子と比べてもあまり意味がないので、親が焦らないことも大切です。

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