ベビーグッズや園グッズにワンポイント刺しゅう、より一層愛着がわいてぬくもりを感じられますね。
刺しゅうというとエレガントで優雅でマダムっぽかったり、かわいらしくて可憐で女の子っぽかったりするイメージをお持ちかもしれませんが、男の子にも合いそうな図案はたくさんありますよ。
ぜひ男の子ママさんにもワンポイント刺しゅうのかわいさを楽しんでいただけたらいいなと思います。
今回は、北欧クラフト作家の佐藤ちひろさんの図案集をご紹介します。
公式HP：アトリエ・エスカ
シンプルでとっても上品！
すっきりと洗練されたデザインですので、子どもっぽいテイストが苦手なママさんや、華美な装飾が禁止されている幼稚園でもOKだと思います。
大人も見ていて楽しめる素敵な図案です。
佐藤ちひろさんとは？
子どもの頃より「長くつ下のピッピ」の舞台である北欧に興味を持ち、1993年デンマーク・スカルス手工芸学校に留学し、手工芸全般を学ぶ。
1999年に帰国後、デンマークの伝統工芸「エスカ」や白糸刺しゅう「ヘデボー」を教え、北欧クラフト講師としてご活躍。
ご自身のアトリエ「アトリエ・エスカ」を開設し、テレビ・雑誌・個展などで作品を発表されています。
2002年の日韓共催FIFAワールドカップでは、デンマーク代表の公式通訳を務められました。
余談ですが、キャンプ地だった和歌山で、代表チームの気さくで紳士的な交流は話題になりましたね。
著書も多数出版されています。
http://aesker.com/profile.html
「ちいさな刺しゅう」
NHK協会 2006年
表紙の色使いがとってもおしゃれだなと思って書店で手に取ったのを覚えています。
そして、今まで見たことのないような繊細なデザインに一目ぼれした本です。
表紙に載っている素敵すぎるモチーフは「おんなのこ」です。
ひつじ・かえる・はりねずみ・犬・魚・ペンギン・つばめなどの生き物や、はち・こがねむし・てんとうむしといった昆虫。
そしてスニーカー・自転車・椅子という個性的になりそうなワンポイントモチーフ。
ハンバーガーやアスパラガスも載っていて、刺しゅうにするとどれもおしゃれに見えます。
面をステッチで埋めていく作業ですので、慣れないうちは時間がかかるかもしれません。
見本とちょっとくらい違っていてもそれが味になりますので、ぜひお子さんの喜ぶ顔を楽しみに刺しゅうしてくださいね！
「やさしい刺しゅう」
NHK出版 2007年
「ちいさな刺しゅう」の続編、タイトルの通りやさしいデザインの本です。
こちらは表紙に「おとこのこ」のモチーフです。
応用としてワンポイントモチーフをいくつか配置させて刺しゅうしたらオリジナリティがアップしそうです。
いろえんぴつ・バイオリン・うみがめ・かたつむりが個人的におすすめです。
とっても上品です。
何がいいかな？これだったら気に入ってもらえるかな？とあれこれ想像をめぐらせながら本を眺めるのもとっても楽しい時間です。
「STITCH LESSON 6つの基本ステッチで線と面の刺しゅう」
文化出版局 2012年
刺しゅうが全く初めてという方におすすめの本です。
刺す順番や方向も細かに書かれています。
前半はシンプルに線だけでの刺しゅうです。面を埋めなくてよいのですぐ完成すると思います。
輪郭を描くように表現します。
シンプルといっても佐藤ちひろさんの図案ですので、とってもかわいくてどれもこれも目移りしてしまいますよ。
「アルファベット刺しゅう」
NHK出版 2015年
動物や昆虫モチーフ以外に、アルファベットの刺しゅうでしたら好みにうるさい男子もかっこよく使ってくれそうです。
小学校入学あたりでも全然子どもっぽくなくて素敵だと思います。
2015年と出版されてまだ日が浅いですが、我が息子がもう少し小さいときに発売されていたらよかったのに！と思うほど、かっこよくて母心も男心もくすぐるモチーフがたくさんでした。
アルファベットと動物が組み合わさっているものは、さすが佐藤ちひろさんのデザインだなとほれぼれします。
一見難しそうに見えますが手順が細かく書いてあります。
説明書きと針と糸をにらめっこしながら、根を詰め過ぎない程度にがんばってください。
