妊娠中からはじめられる 赤ちゃんをアトピー性皮膚炎から守る方法

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子どものアレルギーを気にする妊婦さんやお母さんは多いもの。

なかでも、アトピー性皮膚炎は、最近の研究で食物アレルギーを引き起こすきっかけになるのではないかとも言われています。

アトピー性皮膚炎も食物アレルギーもできれば防いであげたいと思いますよね。

ここではアトピーを防ぐためにできる対策のなかから5つの方法をご紹介します。



妊娠中、お母さんの腸内環境をよくしておく

妊娠中に便秘に悩まされるのはよくあること。
しかし、おなかの赤ちゃんのためにも便秘は早めに解消しておいたほうがよさそう。

腸内環境の良し悪しがアレルギーと関わりがあるのではないかという話は最近よく耳にしますよね。
これ、生まれてくる赤ちゃんにとっても同じことが言えるのです。

おなかのなかでは無菌状態の赤ちゃんは、産道を通ってくるときにお母さんの腸内細菌をもらって生まれてくるのです。
お母さんの町内が善玉菌優勢であれば、赤ちゃんも善玉菌優勢になるというわけ。

もちろん生後挽回することだって可能なのですが、アレルギー体質になるかどうかは生後一ヶ月時点での腸内環境によるという専門家もいます。

生まれ出た時から、いい菌をもらえるに越したことはありません。
妊婦さんが乳酸菌を積極的にとることで、赤ちゃんをアトピー性皮膚炎などのアレルギーから守れるかもしれません。

http://ninpunonyusankin.seesaa.net/article/401410668.html

お風呂上りの赤ちゃんをしっかり保湿する

2014年、国立生育医療センターで、生後6ヶ月までの赤ちゃんを対象とした臨床研究の結果が発表されました。

発表によると、一日一回保湿剤を塗布したグループはアトピー性皮膚炎の発症リスクを3割以上低下させることができました。

とくにお風呂上りは皮脂が洗い流されてしまい、乾燥が進んでしまいますので、お風呂からでたら保湿剤を全身に塗布するのがオススメです。

http://www.ncchd.go.jp/center/information/topic/images/topic141001-1.pdf

肌に水分がついたらしっかり拭き取る

よだれや涙、食べ物などが赤ちゃんの皮膚につくと、まだ弱い赤ちゃんの肌、そこから湿疹が出てしまうことがよくあります。

水分が肌についたら、乾いたガーゼで拭いてあげましょう。
食事の後は濡れたガーゼで拭いた後、乾いたガーゼでもう一で拭きます。

赤ちゃん用の洗濯洗剤を使用する

赤ちゃん用の洗濯洗剤があるのをご存知ですか?
香料などが入っていなくて、刺激の弱い洗剤です。
洗濯機で洗った洋服には、洗剤成分が残っていることも多く、肌を刺激して湿疹になってしまうことも。

体を洗う石鹸は赤ちゃん専用のものをつかっていても、洗剤は大人と同じというご家庭も多いもの。

もし、赤ちゃんの肌が弱そうだなと思われたお母さんは、洗剤を変えてみるのもいいかもしれません。

ステロイドを適切に使う

ステロイド、怖いから使いたくないというお母さんは多くいらっしゃいます。
ですが、炎症を抑えるという効果において、現在、ステロイドを上回るものはありません。
弱いステロイドを使い、湿疹がひどくなる前にきちんと綺麗にしてあげることで、短い期間で止めることができます。

ひどくなってしまってからだと薬からの離脱にも時間がかかるもの。

小児科や皮膚科のお医者さんに相談して、場合によってはステロイドを適切に使うことを検討してみましょう。

アトピー性皮膚炎から子どもを守る5つの方法、いかがでしたでしょうか。
一度なってしまうとなかなか治りづらいものですが、幸い年齢があがっていくとともに改善に向かう子が多いのも事実。
できる対策をとって、なってしまったら適切に対処したいですね。

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