離乳食期の『食べない!』と上手に付き合うために知っておきたい事

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初めての育児で困ったり悩んだりすることの1つに離乳食の事が浮かぶ方も多いのでは?

母乳やミルクしか口にしなかった赤ちゃんがお食事をするための練習が離乳食です。

みんなが抱えるよくある悩みや、知っておくと良い心構えで離乳食タイムを楽しい時間にしましょう!



初期の食べない!

まず初めに離乳食の目的は、完食させることではなく食事に慣れる練習ということを忘れないでください。

初期はスプーンに慣れることから始まります。
そして初めて母乳やミルク以外のものが口に入るので、口を開けてくれなくなる子も多いよう。
舌が前後にしか動かないので、舌にお粥が乗ったら飲み込むという動作をします。スプーンと床が平行になるように口に運んであげましょう。口を閉じるまで待ってからスプーンを抜いて下さいね。
この頃は、浅いスプーンが食べやすい子が多いのでスプーンを変えてみるのも良いでしょう。

嫌がったら無理に続けずまた翌日、と気長にゴックン出来るのを待ちましょう。

よくある食べない理由【食感や形状】

時期別に目安となる形状があります。離乳食の形状が時期に適しているか、確認してみてください。

初期はゴックン期、飲み込む練習です。初めは水分の多い液体に近いなめらかなドロドロ、慣れてきたら水分を減らしていきベタベタ状となります。調理方法は、すり潰し・裏ごしの滑らかな口当たりです。

中期はモグモグ期、舌が前後に加え左右にも動くようになり、舌と上あごで潰して食べるようになります。初期の頃より水分を減らし、豆腐くらいの柔らかさにします。野菜などはみじん切りか小さい賽の目切りが多くなり、またゼリーのような口当たりも好む子が多いようです。魚などのパサパサした食感の物を嫌がる場合にはとろみをつけたり、お粥と混ぜると食べてくれる場合もあります。

後期はカミカミ期、舌を自由に動かし、食べ物を歯茎へ移動させながら、歯茎で噛んで食べるようになります。指で簡単に潰せるくらいの硬さでツブツブ状にします。硬すぎると丸呑みしてしまうので注意しましょう。

完了期はパクパク期です。前歯で噛み切ったり、奥歯や奥の歯茎で噛んで食べるようになります。この頃になると、大人とほぼ同じような形状のものが食べられるようになります。ですが、噛む力が弱いので大人の料理より少し柔らかく、少し小さめにします。

よくある食べない理由【お腹がすいていない・眠い】

1日のリズムが少しずつ整ってくる時期ですが、離乳食の前の授乳時間が近かったり量が多かったり、後期以降のおやつを食べすぎてお腹が空いていないと当然離乳食が食べられません。目安となる授乳感覚だとしても消化スピードも違うので、時間や量をお子さんに合わせて見直してみましょう。

また、眠くなる時間と離乳食の時間が重なってしまうと眠さで嫌がり食べないでグズグズしてしまう子もいます。毎日のことなら時間を見直し、リズムを変えましょう。たまたまだったら、無理に食べさせようとせずに切り上げてしまいましょう。

よくある食べない理由【遊びたい・動きたい】

中期・後期くらいになってくると、だいぶ動けるようになってきますね。椅子に座って動けないのが嫌だったり、あちこちに気が散ってしまう子も多くなってきます。

また、食べ物や食器を触りたくなってきます。これは食べ物や食器に興味を示している証拠なので汚されたくないからといって、食べ物や食器をどけるのではなく、汚れてもいいようシートを敷いたり準備をしてから離乳食タイムにしましょう。持たせてあげる用のスプーンを用意するのも良いでしょう。

手づかみ食べメニューを増やして自分で食べさせ始める時期かもしれませんね。

よくある食べない理由【味・アレルギー】

赤ちゃんが好む味は甘みです。反対に苦手とするのは、酸味と苦味。
苦手な食材が出てきた場合には甘みのある食材や、その子の好きな食材と組み合わせてみたり工夫をしてみましょう。苦手な食材も時期を経て食べられるようになる事が多いので、期間をあけてチャレンジするのもお勧めです。

ですが、中には体がアレルギー反応を起こし拒絶する場合があります。離乳食の時期にあった食材を1さじずつ進め、食後の体や様子をよく観察しましょう。

離乳食期で大事なことは『食事は楽しい』と思わせる事です。
子供と一緒に食卓を囲んだり、優しく声掛けをしたり、上手に食べた時に褒めてあげるなどして、みんなが楽しいと思えるようなご飯の時間にしましょう。

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