ブックスタートで親子のたのしいひとときを

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”ブックスタート”という活動をしっていますか?

【絵本を読む】のではなく【赤ちゃんと絵本を開いてたのしいひとときを過ごす】という活動で、世界各国にその輪は広がっています。

乳児検診会場などで、図書館職員や子育て支援担当課、読み聞かせサークルなどボランティアが協力して、赤ちゃんの成長を願い、絵本などをプレゼントする事業なのです。



ブックスタートとは?

ブックスタートとは、自治体の0歳時検診などの機会に、赤ちゃんと心安らぐふれあいの時間を過ごすためのひとつのツールとして「絵本」をプレゼントする事業で、全国で900を超える自治体が実施しています。

いつ、何がもらえるの?

ブックスタートを実施される月齢は、自治体によってまちまちですが、おおむね4か月~11か月の赤ちゃんを対象に行われています。
ブックスタートパックの中身も自治体によって違いますが、絵本2冊、イラストアドバイス集、図書館の利用案内、おすすめブックリストなどが、ラッコの親子が目印のロゴ入りコットンバッグに入れられています。

どうして「絵本」なの?

赤ちゃんは、愛情に満ちた「ことば」をシャワーのように浴びることで、自分が大切にされ、愛されているということを感じます。
赤ちゃんの幸せは、そんな愛情にあふれた時間の中で育まれ、同時に親も幸せなひとときを過ごすことができます。「絵本」はそんな時間のお手伝いをしてくれるのです。
絵本を開くことで、だれでも赤ちゃんとゆっくりふれあうひとときができるのです。

どんなふうに読めばいいの?

わが子に絵本を読んであげるとき、正しい読み聞かせ方法などはありません。
親は、最初から最後までじっくり読んであげたくなりますが、ページを飛ばしたり戻ったり、同じ本しか読まなかったり、かじってしまったりと、なかなかちゃんと読めずに、いらいらしてしまうこともあるかもしれません。
でも、大丈夫! 
ページを飛ばしてしまうのは、そのページがつまらないから。
戻ってしまうのは、もっと見たいから。
かじってしまったり、同じ本しか見てくれないのは、その本がお気に入りだから。
ちゃんと、赤ちゃんなりに絵本を楽しんでいるんです。

絵本はおもちゃ箱に・・・

小さな赤ちゃんにとって、絵本は「本」ではなく、「おもちゃ」。
ぜひ、おもちゃ箱にしまって、いつでも自分で手にとれるようにしてあげましょう。
そのうち、「よんで~」と自分から絵本を持ってくるはずです。
そうしたら、忙しいかもしれませんが、ぜひ、家事の手を3分とめて、お子さんを膝に乗せて1冊読んであげてください。
きっと、その幸せな時間は何ものにも代えられないものになるはずです。

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