生後8か月くらいの子どもの運動神経を鍛えるレッスン

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ここ数年、運動不足による子どもの体力の低下が、目立って来ていると言われています。

実際に保育園や幼稚園などで、まっすぐ立っていられない、じっとすわってることが出来ないという子どもが、増えて来ているそうです。

背筋力を鍛える

まっすぐに立っていられないとか、じっと座っていることが出来ないなどの現象は体幹筋力とくに、背筋力が弱くなって来ていることが原因だと考えられています。
では、どうすれば赤ちゃんや子供の頃から背筋力を鍛えることが出来るのかと言うと、ハイハイが出来るようになったら出来るだけたくさんハイハイをさせるようにしたり、時には背もたれのない椅子に座らせるレッスンをすると良いそうです。

背もたれのない椅子に座らせるのが不安なママへ

一人で椅子にすわれるようになった赤ちゃんでも、まだ身体は不安定です。ですから何かの拍子に倒れてしまうのではないかと不安で、背もたれのある椅子にすわらせてしまうことが多いと思います。
もちろん食事などの時は、背もたれのある椅子にすわらせる方がいいでしょう。
しかし、常に背もたれに寄りかかってしまうと、姿勢を正しく保つための腹筋や背筋を鍛えることが出来ません。
なので例えば、背もたれのある椅子に腰かけさせる場合も、時々浅めにすわらせるなどの工夫をして体幹筋力を鍛えるレッスンをして行くといいと思います。
ただし、小さな赤ちゃんの場合はそのまま後ろに倒れてしまう危険があるので、ママがしっかりとサポートすることを忘れないで下さい。

体幹筋力を鍛える意味

幼稚園や保育園、小学校に通うようになると長い時間を椅子にすわって過ごすことが多くなって来ます。
そのために体幹筋力が弱いと、集中力が続かずに学力の低下が心配になる可能性があるので、早い段階から少しずつ注意して体幹筋力を鍛えてあげると良いでしょう。

つかまり立ちが出来るようになったら

さてつかまり立ちが出来るようになった赤ちゃんに取り入れてほしい運動は、足踏み体操と言われるものです。
個人差はありますが、生後10か月から1歳くらいになると赤ちゃんは、ハイハイからつかまり立ちをするようになるでしょう。
そのまま放っておいても赤ちゃんは自然に歩けるようになりますが、実は正しい歩き方をすることが脳の発育に効果的だと言われています。正しくまっすぐに歩けるようになるためには、足の裏がしっかりと地面に着くようにレッスンすることがポイントです。
自己流で間違った歩き方を覚えてしまうと、姿勢が悪くなったり身体のバランスが取りにくくなったりするので注意して下さい。

足踏み体操

まず、テーブルや椅子を利用して赤ちゃんをつかまり立ちさせます。次に赤ちゃんの足の甲を手で軽く押さえましょう。この時赤ちゃんの足の裏が、地面にしっかりと着くようにしましょう。
赤ちゃんの足の裏がしっかりと床についているか確認したらそっと手を離します。
押さえていた手がなくなると、赤ちゃんは足を持ち上げようとします。
このように軽い運動を繰り返すことで、赤ちゃんは正しい歩き方が身につくようになるでしょう。

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