絵本好きならチェックしたいのが、「絵本屋さん大賞」。
これは、絵本専門雑誌、MOE(モエ)が1年に1度開催している賞です。
絵本好きが選ぶ賞なので、本屋大賞と同じく、絵本への愛にあふれているのが特徴で、2015年に読んだ本、読み残しがないかチェックしてみるのにもぴったり。
冬の時期、絵本を読んで家で過ごすのもいいですね。ぜひチェックしてみましょう!
絵本屋さん大賞とは?
絵本屋さん大賞は、全国2700の絵本専門店や書店の児童書売り場担当の人にアンケート調査を実施。2015年のおすすめ絵本30冊を決定するものです。
ふだんから絵本を読んでふれている、担当者だからこそおすすめしたい本をピックアップしています。
絵本月刊誌のMOEが実施している絵本屋さん大賞は、2015年12月29日発売のMOEに詳しく掲載されています。
2015年のおすすめ絵本は30冊。5位までは見開き1ページごとに特集ページが組まれ、6~10位は片側ページに特集されています。それ以下も、本の概要、おすすめするポイント、絵本の中の1ページの紹介が書かれているのでかなり丁寧。読んでない本で気になる本が出てくる人も多いはずです。
2015年のベスト5は……
ベスト5は、
1位:りゆうがあります ヨシタケシンスケ作・絵
2位:いしゃがよい さくらせかい作
3位:リンドバーグ トーベン・クールマン
4位:きょうのおやつは わたなべちなつ作
5位:そらまめくんのあたらしいベッド なかやみわ作
でした。
読んでいない本はありましたか?
1位に輝いた『りゆうがあります』
1位に輝いたヨシタケシンスケさんの『りゆうがあります』は、男の子がついしてしまうこんなことには「りゆうがあります」と説明(言い訳?)しているおはなしです。
例えば、ごはんをボロボロこぼしちゃうのは、ちいさいふしぎないきものたちに、「おいしいごはんをすこしわけてほしい」とたのまれているからなのだそう。
ママにとってはわかりにくい男の子の性質をよくとらえている本で、思わずくすっとさせられてしまいます。
『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』『ふまんがあります』などの著作もあるヨシタケシンスケさん。1冊読むとハマって、違う本も読みたくなると人気です。
MOEの試し読みができます
雑誌のMOEは、最新号のみ立読みができます。1位を獲得した『りゆうがあります』の作者、ヨシタケシンスケさんの「受賞作家インタビュー」も立読みすることができるので早めにチェックを!
自宅のアトリエや作者の写真も掲載されています。
寒い日はおうちで絵本♡
寒い日は、外に出かけるのも大変だったりします。児童館に出かけると風邪をもらってきてしまうこともあり、あまり外に出たくない場合もあることでしょう。そんな時は、家族でおうち読書の時間をつくってみるのもおすすめです。
絵本屋さん大賞で受賞した作品は、書店員や絵本専門店の店員がおすすめということ。読んでいない本があるのなら、図書館で借りたり、自分で購入して読んでみても満足度が高そうです。
雑誌には絵本屋さんが選んだベスト30のほか、新人賞の作品もあります。読んでいなかった絵本も見つけることができそうですね。