オーストラリアのパース。初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。オーストラリア大陸の西端です。インド洋に面していて、一年中気候が温暖で、海の幸がおいしい港町です。世界で、もっとも「住みたい」都市に何度も選ばれています。日本ではあまりなじみがありませんが、オーストラリアの航空会社・カンタスも、成田との直行便をつい最近まで飛ばしていたんですよ。そんなパースは、私の好きな旅先の一つ。娘を連れて、2人で旅行したこともあるくらいです。小さな子連れでも楽しむためのポイントを取り上げてみました。
港町フリーマントル ~ のんびり電車で揺られて
日本の南極観測隊の基地は、パースの近郊の港町、フリーマントルにあります。
南極観測船は、日本を出て、フリーマントルに寄港。そこで、隊員と合流して、物資も積み込むんですね。
このrフリーマントルの港町は、イギリス植民地時代からの名残があり、いまでもノスタルジックな街の雰囲気を残しています。
おいしいシーフードは、お子さんも大喜びですよ。
ワイルドフラワー
都市計画がきれいに整備され、高層ビルもあるというのに、とってものんびりと過ごせる街です。
公園が多く、一年中緑や花々で楽しめるからでしょうか。
そして、たくさんの野生の花が、天然の花壇のようにきれいに咲き誇る、スワン・バレー。白鳥の渓谷という意味が、何となくわかりそうな気がします。
パースの春は、いちおう気温が下がる冬(日本では夏)から、木々が一層緑になり、草花が咲き始める本当にきれいな季節ですよ。
市内からの4WDツアーなどもあります。
インディアンパシフィック号
オーストラリアの大きな大陸を、大きな機関車が引っ張る。とっても迫力のある列車があります。
大陸横断鉄道「インディアンパシフィック号」です。
西海岸のパースから、東へ東へ2泊3日。アデレードまで列車にのんびり揺られるのも、お子さんにとっては良い思い出になりますね、
1等にあたるベッド車両「ゴールドカンガルークラス」と、普通の座席「レッドカンガルークラス」がありますが、小さなお子さんでしたら、ベッドで横になれるゴールドカンガルークラスが良いでしょう。
決してリーズナブルとはいえませんが、何もしないことが、最高のぜいたくになります。
はっきり言って、子どもにとっては、砂漠を見ているだけ。ヒマですから、遊び道具、それもトランプやオセロゲームを持ち込むのが良いですよ。
大きな動物園も楽しめる
パースからスワン川を挟んだ対岸、本当にすぐ目と鼻の先の豊かな自然のなかにあります。
1898年オープンと、歴史もありますが、檻などは少ない。
ワラビーの放し飼いで、触れあうことができますし、遊歩道では、カンガルーが飛び出してくることも。
日本の動物園と比べると、あまりにも開放的でびっくりさせられます。
より自然な感じで動物を見ることができ、お子さんたちも大喜びですよ。
市中心部からはバスと、川を渡るためのフェリー。30分かかりません。
直行便はありませんが、リーズナブルな航空運賃
現在は日本からの直行便のない、パース。
まだまだシドニーやメルボルンなどに比べるとマイナーな観光地ですが、東南アジアの航空会社は、1日に2往復くらい飛ばしていますし、ヨーロッパのバカンス客を運ぶため中東からも直行便があります。
タイ国際航空がバンコクから、シンガポール航空がシンガポールから。日本からもタイのバンコクやシンガポールへはたくさんの飛行機が飛んでいますので、乗り継ぎ時間も短く便利。ただ、バンコクなどは人気の観光地ですし、アジアの活気あるシティも魅力ですので、1回の旅行で2か所楽しめると考えれば、より充実した子連れ海外になりますよ。
シドニーなどに比べると、パースへの航空運賃は、アジアの乗り継ぎ便を使っても比較的リーズンブルです。
加えてオーストラリアのLCC・ジェットスター航空やタイやマレーシアのLCC格安航空会社にすれば、その浮いたお金で現地の滞在を楽しむのも一案ですね。