優性遺伝とは。子どもへの遺伝を考えるときのポイント5選

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遺伝。良い意味でも悪い意味でも、避けられない親子の絆です。遺伝のない生物などありません。DNAの解明が進んで、クローンなどが作れるようになったり、遺伝子組み換え作物の不安が広がったり。遺伝についての科学の進歩は目を見張るものがあり、ロマンがなくなってきたと感じる方もいるでしょう。夫婦で、お子さんができれば、必ず両方の遺伝的要素を受け継ぎます。「ママの嫌なところに似ちゃった」と感じる前に、この遺伝の話を夫婦で話しあっておくのも、家庭円満の秘訣ですよ。

血液型 ~ 有名な優性遺伝子

血液型は、いつの時代にも占いに使われています。
A型、B型 ・・・ と占うのですが、最近は、同じA型でも、遺伝子の「AA」型、そして「AO」型で分けて占うことも。
より楽しめますね。
さて、わが家は、ママがAB型で、パパがO型。
娘たちは、A型とB型、4人がバラバラです。それで仲が悪いのかも(泣)。
わが家のことはさておいて、O型は「OO]の遺伝子しかありませんから、AA型の遺伝子からなら、必ずA型のお子さんが生まれます。

黒髪と黒い瞳が優勢遺伝子

最近は国際結婚のカップルも増えてきました。
でも昔から多いのは、日本人女性と、白人男性。パリに滞在していた時には、たくさんのカップルに出会いました。
東洋的な、長い黒髪・黒い瞳が、フランス人男性を惹きつけるのでしょうか。
さて、優性遺伝子についてですが、黒い髪の毛と金髪なら、黒い髪の毛の遺伝子が、青い瞳と黒い瞳なら、黒い瞳の遺伝子が優勢になります。
肌の色は、黒人と白人なら、黒人だそう。
確率の問題ですが、フランス人が日本人女性と結婚すると、おのずから明らかですね。

一重(ひとえ)と二重(ふたえ) ~ 一重まぶたは、東洋人特有

一重まぶたと二重まぶた。ぱっちりとしている瞳は、何とも魅力的ですが、日本人は圧倒的に一重まぶたです。
東洋人特有ですから、整形手術が流行るのも、韓国や中国。台湾やベトナム人も一重が圧倒的に多いですね。
しかし、優性遺伝子は、二重まぶた。ですので、フランスの白人男性と、東洋の女性の夫婦では、二重まぶたのお子さんになりそう。
わが家は、ママが二重で、パパが一重。しかし、娘2人は、2人とも一重です。
飽くまでも確率だということを知っておきましょう。

くせ毛 ~ 優性遺伝子です

赤ちゃんの天然パーマはかわいい。
このくせ毛、髪の毛が太いのも、優性遺伝子です。
ハゲない髪の毛ですね。
わが家は、ママの剛毛に、パパのサラサラヘアですが、娘2人は何と、サラサラの髪の毛で嬉しいかぎり。おでこも大きいのもパパ似かな。
アポクリン腺の数も遺伝が強くかかわってきて、体臭やワキガの遺伝はここから。パパの体質に似てしまうと、足のにおいやワキガに悩む思春期の娘たちを想像して少し悲しいですね。
このアポクリン腺の遺伝子も、優性遺伝子です。

遺伝は愛の結晶 = 大切な夫婦の宝物です

赤ちゃんは夫婦の愛の結晶です。
遺伝のことを知っておくと、いっそう、赤ちゃんがいとおしくなりますね。
「ママの嫌なところばっかり」を受け継いだお子さん ・・・ いえいえ、優性遺伝子と劣性遺伝子の働きですから、ご主人の優性遺伝子も作用していますよ。
ここで取り上げてきた、優性、劣性、決して、すぐれている、おとっている、という意味ではありません。
夫婦の間に生まれてくる子供に、親の性質を受け継ぐときに、つよく引き継がれる、強くあ割られる性質を、優性、と呼ぶだけです。
いずれにしても、大切なお子さん。2人の、そして2人の両親や、祖父母の、またその両親の ・・・ と連綿と続く遺伝子を受け継いでいます。
とっても愛おしい(いとおしい)赤ちゃんです。

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