卵アレルギーは魚卵も食べられない!?

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卵アレルギーと一口に言うけれど、卵っていろいろありますよね。鶏卵も卵だし、魚卵も卵です。仮に、鶏卵を食べてアレルギーになってしまったら、魚卵も食べることが出来ないのでしょうか?筆者の子供の経験を元に紹介します。

鶏卵のアレルギーも原因は?

まず、鶏卵のアレルギーの原因は何なのでしょうか?
アレルギーの症状は人によって様々ですので、これ!とは断定できないのですが、筆者の子供の場合は「卵黄」「卵白」「オボムコイド」というように、卵の成分を3種類に分けてアレルギーの数値を調べていました。(総合病院のアレルギー外来にて)
卵黄、卵白は分かりますよね、では、オボムコイドってなんでしょう?

オボムコイドって?

オボムコイドというのは卵白に含まれるたんぱく質の一つです。
卵はたんぱく質が豊富な食材ですが、この「オボムコイド」がほかのたんぱく質と違う特徴があります。それは、大きくこの二つです。
・加熱しても効力が衰えない
・水に溶け出す性質がある
その為、例えば、離乳食で固ゆでに加熱した卵白を食べてもアレルギー反応を起こしてしまいますし、しっかり加熱した茶碗蒸しなどを食べても、水に溶け出す性質があるのでアレルギー反応が出てしまいます。
その為「卵黄」「卵白」「オボムコイド」という3つでアレルギーの検査をしたようですね。

魚卵の場合は??

筆者の子供が、卵アレルギーになったのは8ヶ月のときで、それからゆっくり食べられる日が来るように経過を観察していたのですが、2歳を過ぎた頃に「いくら」の存在を知るようになりました。
いくらって卵だけど、魚の卵も食べられないのだろうか??とふとした疑問がわいた筆者は、アレルギー検査の数値を再確認しました。「魚卵、魚卵….。数値が、陰性だ!!」ひょっとしたら食べられるかも?とりあえず、体調の良さそうな日に試してみることにしました。

1粒から

魚卵の数値が陰性だった我が子。体調の良さそうな日に、いくらを試してみることにしました。
とりあえず、1粒から。子供は美味しかったようで、もっと食べたかったっようですが、いくら反応が陰性でも100パーセントとは言いきれません。そこは慎重に進めます。翌日3粒くらい。また翌日は小さじ1と、少しずつ増やして行きました。
今ではいくらをはじめ、魚卵、大好きですよ。

鶏卵と魚卵は別物・でも注意

筆者の子供の経験でも分かるように、鶏卵と魚卵のアレルギーの原因は違います。鶏卵と魚卵は全く別物ということです。ですので、鶏卵のアレルギーだからといって、魚卵が食べられないということではありません。そして逆も同じです。
まずは、きちんとアレルギーの検査をして、どのような食材にアレルギー反応を起こしてしまうのかをきちんと把握する必要がありますね。
魚卵のアレルギーの反応も強いものだと聞きます。卵アレルギーに限らず、食物アレルギーをお持ちの場合、何の食物に反応してしまうのかということを、きちんと把握し、医師と相談しながら進めることをおススメします。

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