前回、筆者の第一子の帝王切開のことについて紹介させていただきましたが、今回は第二子の帝王切開のことについて少しご紹介したいと思います。第二子の出産もそれなりのドラマを秘めていました。帝王切開も立派な出産だと少しでも思っていただけると嬉しいです。
なかなか授からない
緊急帝王切開で生まれてきた上の子供もすくすくと成長し幼稚園に入る前の年、筆者は妊娠をしました。きょうだいができる、もう一度赤ちゃんを産めると思ったのですが、流産してしまいました。そして、その翌年もまた流産…..。
もう30台も後半だし、赤ちゃんは望めないのかもしれないと思っていてもやはり諦めきれず、漢方を飲みながら妊娠をまっていた、39歳の時に現在2歳の第二子を妊娠できました。
出産は40歳になってしまいます。それでも、ものすごく嬉しい出来事でした。
出産方法
お腹の赤ちゃんはすくすくと何の問題もなく成長しました。第一子のときもそうだったのですが、妊娠中のトラブルはほとんどありませんでした。
そして、出産方法。
実は、第二子を出産することがあったら、できれば自然分娩してみたいというのが筆者にひそかな想いでした。
帝王切開を否定はしませんが、自然分娩に対する憧れがやはりありました。
対応してくれる産院を探し、あとは産むだけ。経過もよいし、期待できるかも??年齢が怖いけどとの先生のお話でした。
前駆陣痛は来るけれど
臨月に入り、お腹の赤ちゃんは全く降りてくる気配がなく、筆者は歩きまくりました。その夜は決まって前駆陣痛。陣痛こい!こい!!と願っても、次の朝には治まっていたりという日々が続きました。
そんなある日の健診の時、前回、帝王切開をしている場合、一度子宮をきっているので、予定日までは出産を待てないと言う事でした。具体的な日にちを決められ、この日までに自然分娩が出来ない場合は予定帝王切開になるということでした。
無事に出産
上の子供の時とはまた違う緊張感。前日に入院し、出産の準備が始まります。陣痛もなくこんなに静かに出産を待っているのが、不思議で、不安で味わったことのない感覚でした。ちゃんと感動できるのかなあ、そんなことを考えていました。
翌日は着々と出産の準備が始まりました。一度経験はしているものの、やはり不安はピーク。手術室まで歩いて行き、ベットで麻酔をされ、いよいよ出産!!
帝王切開とはいえ、苦しい辛い大変です。息もうまく出来ません。辛い辛いと思っている数十分後、産声が上がり、赤ちゃんが生まれてきました。
感動できるかななんて、超感動でした!!
涙があふれてあふれて止まりませんでした。
命を守る
出産後、先生はこんなお話をしてくれました。
私の子宮はもうぺらぺらの状態になっていたようです。こんな状態の時、赤ちゃんは陣痛を起こさないようなのです。
なぜなら、お母さんと自分の命を守る為だからだというのです。
陣痛を起こし、子宮が破裂してしまうのを、無意識で防いでいるのだというのです。
お腹の中の赤ちゃんは、どんな赤ちゃんでも頑張っているのです。
それは自然分娩も帝王切開も一緒なんです。
時折、帝王切開はお産じゃない的な話を耳にすることがありますが、そんなことはありません。帝王切開でお産することも、母体には負担がかかります。出産後、傷が痛くても母乳あげたり、お世話もするのですから、立派な出産なんです。
筆者は第一子、第二子を幸運にも出産できました。
それはとても尊く、貴重な体験でした。
もし、帝王切開に悩んでいるママさんがこの記事を読んでくれ、力に慣れたら嬉しいです。