生後4か月から6か月くらいの赤ちゃんの成長

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赤ちゃんの、わきの下を両手で支えて、首がグラグラしなければ、首が座った証拠です。大体の赤ちゃんはこの位の時期には、既に首が座っていることでしょう。

このころからの赤ちゃんは、自分の目や口、手を使って周りの世界を感じ始めて行きます。

周りの世界に興味を示し始める

首が座り始めてきた頃の赤ちゃんは、周囲の世界に興味を持ち始めて、見たものに手を伸ばして、偶然に手に触れたものをつかめるようになります。
更に5か月を過ぎたころには、自分の目で見た物に手を伸ばして、ちゃんとつかめるようになります。
これは、赤ちゃんの脳が発達して来た証拠と言えるでしょう。

手先が器用になる

手先が器用になった赤ちゃんは、自分が興味を持ったものなら、何にでも手を伸ばして、それを口に持って行き、しゃぶりたがります。
これは、大人ならば見たり触ったりして物の特徴を捕らえるのと同じ行為で、赤ちゃんにとっては最も、敏感な口が物の特徴を知る、唯一の手段だからなのです。
また口でしゃぶることは、赤ちゃんの心を安定させ、満足を与えると言われています。
ただ、当たり前ですが赤ちゃんには、危険なものと安全なものを見分ける力はまだ、ありません。
口にもって行くものの、安全性には充分に注意しましょう。

積極的に体を動かすようになる

見た物を、つかめるようになったものの、つかんだものを自分の意志で離すという行為は、最初はまだ上手にできません。
なので、床で遊ばせたりすると、ぬいぐるみや、ガラガラなどを振り回したり、床に叩きつけたりもします。
そうすると面白い音がすることに気づき、何度も同じことを繰り返すようになります。
それまでは体を動かすだけだった赤ちゃんが、物と関わりながら、体を動かすようになっていきます。

赤ちゃんにとって自分の目に見えるものがすべて

例えば、自分の手から落ちてしまったガラガラが目の前から、なくなってしまったら、それまで楽しく、キャッキャッと嬉しそうに遊んでいたとしても、赤ちゃんは忘れてしまっています。
5か月ごろまでの赤ちゃんには、自分の視覚の範囲にないものは、ないものと同じです。
しかし、生後半年が過ぎ、お座りが出来るようになる頃からは、はっきりと自分以外の物があるのだと、感じるようになります。
またこの頃から、しきりに声(喃語)を出すようになってくる子が多いようです。
自分の手に届かないおもちゃを取って欲しいとき、不快を訴えたい時、我慢できずに大きな声を出して、親の注意を引こうとするのもこの時期の赤ちゃんの、特徴と言えるでしょう。

この頃の赤ちゃんにはいっぱい話しかけよう

この時期になると動きが激しくなるので、おむつ替えも一苦労ですね。
大人しくしてほしい時には、ガラガラやボールなどを持たせたり、ママやパパが面白い顔をして、あやしたりしながら「おむつが濡れちゃったね、きれいきれいしようね」などと話しかけてみましょう。
赤ちゃんは喃語で声を出しながら、発声の仕方を訓練しています。
ママやパパが積極的に話しかけることで、おむつ替えもスムーズに出来るようになると思います。

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