妊娠後期の過ごし方。出産準備を整えて。

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ついに妊娠後期ですね! この時期になると、病院からもお産に向けてのアドバイスが増えるので気持ちもお産へと向かいやすくなります。 妊娠後期は出産準備の期間でもありますが、リラックスして過ごすことも大切。 妊娠後期にできることをまとめてみました。



出産準備は早めに終わらせて

妊娠後期に入るとお腹のふくらみも一段と目立つようになってきますよね。
出産準備も進めていきましょう。

急な入院も考えられるので、できれば臨月前には準備をすべて終わっておきたいですね。
今回は出産準備を細かく分けて考えましょう。
ママの準備、パパへの準備、赤ちゃんの準備です。

まず、ママの準備を考えましょう。
これは入院準備がメインになると思います。
病院から説明された入院時に必要なものを準備しておきましょう。
多めに持っていって安心なのは、授乳用の下着と産褥ショーツでした。
汗もかきやすいですし、汚れたらすぐに着替えられるようにちょっと多めに準備しておくのがおすすめです。

お産パッドも多めにあるといいですね。
生理用のナプキンでも代用できなくはないですが、産褥の出血は生理とはまったく違うのでやはりお産用のパッドがよかったです。
これは、売店などで売っていることもあるので足りなければ病院で買い足すこともできるでしょう。

冬の時期のお産であれば、羽織るものを1枚持っていくと安心です。
夜中の授乳のときは、体が冷えやすいので羽織物があると授乳もしやすくなりますよ。
夏の時期であれば逆に、小さめのうちわがあるといいかもしれません。
産後の体は汗をかきやすい状態です。
適度に汗を飛ばせるグッズがあると便利ですね。

入院する時期や期間によっても必要なものが若干変わってくるので、病院側に確認しておくことがベストです。

次にパパへの準備を考えましょう。
自分が入院する期間、パパが家のことをやることになりますよね。
ごみだしや洗濯など最低限のことはパパが自分でできるようにフォローしてあげるのも優しさ。
メモを残しておくこともできるでしょう。
料理などはなかなか難しいかもしれませんので、時間があるうちに冷凍できる作りおきのおかずを準備しておくといいかもしれません。
メモで残すだけでなく、パパに直接説明することも大切なので、それはお忘れなく。

最後に赤ちゃんの準備です。

退院してすぐに自宅での育児となる人も多いでしょう。
赤ちゃんのお洋服は準備できましたか?
買ったものをそのまま着せるのではなく、「水通し」をしておくと着せやすくなります。
洗面器にぬるま湯を張り、お洋服を押し洗いしましょう。
汚れを落とす必要はないので、洗剤などは不要です。
こうすることによりお洋服についている糊が落ちるので着せやすくなりますよ。
洗濯機でもかまいませんが、おススメはやはり手洗いです。

バスタオルやガーゼなど赤ちゃんの肌に直接触れるものは水通ししておくようにしましょう。
赤ちゃんは汗をかきやすく、着替えも頻繁にあります。
肌着は少し多めに準備しても大丈夫。
買ったものは水通しして、風に当てて乾燥させましょう。
大きなお腹を抱えての作業になるので、日程はゆとりをもって。
妊娠9ヶ月ころには終えたい作業ですね。

産休育休の挨拶を忘れずに

仕事をしていた人は、妊娠後期になると産休に入ることになります。
法律的には、出産予定日の6週間前から出産翌日から8週間、休業できるというもの。
出産予定日が2015年10月1日だった場合、2015年8月21日~2015年11月26日までの期間は、法律的に産休としての休業が認められているということです。
ちなみに双子以上の妊娠の場合は、出産予定日から14週での休業が認められています。

産休とセットで申請することが多いのが育児休業。育休といわれていますね。
これは産後休業の翌日から赤ちゃんが1歳になるまで取得できる休業期間です。
しかし、最近では保育園の入園を申請していても待機児童になり、職場復帰ができないという人も増えてきました。
そうした人は1歳6ヶ月まで延長可能な制度です。

このように時期を並べてみてみると、産前産後の休業プラス育児休業でトータル1年超で仕事をお休みすることになります。
もちろん、この休業は法律で認められている期間なので、後ろめたい思いを持つ必要はありません。

しかし覚えておく必要があるのは、その期間に自分の抜けた穴をほかの誰かや他のスタッフがカバーしているということ。

さぁ、産休育休のありがたみがわかったところで、会社への挨拶についてです。
一般的な会社でのお勤めの場合は、自分の部署以外にも他部署があることでしょう。
自分の配属部署への挨拶は必ず行いましょう。上司はもちろん、同僚全員に挨拶をしておくのが鉄則。
その際、菓子折りのほかにメッセージカードなどを添えるといいですね。
ご迷惑をおかけしてしまうことや復帰の際の挨拶なども盛り込むとよいでしょう。

他部署の中でお付き合いの深かった部署であれば自部署と同じような挨拶にします。
また、外回りで自分が担当していた取引先があればその方々へもきちんと挨拶しましょう。
こうして並べてみると挨拶すべきところが結構ありますよね。
産休直前ではなく、安定期ころから準備を始めるとよいかもしれませんね。

サービス業などでシフト制勤務であれば、まず直属の上司と、同じ時間帯での勤務スタッフに挨拶しましょう。
それが済んだら他のスタッフへ挨拶します。
挨拶の仕方は一般的な会社員と同じでよいですが、シフト制だと顔を合わせるスタッフが決まっていることも多いでしょう。

そうしたときには、休憩室などに菓子折りを置いて置けるように上司へ話しておくとよいでしょう。
メッセージカードは個人に渡すことがベストですがそれができない場合には最低限、メールでの挨拶を。
メールで挨拶する場合には、直接挨拶できなかったことへのお詫びを必ず添えてくださいね。

産休育休中は、近況報告などの連絡をするとよいと思います。
また、出産し落ち着いたら必ず連絡するようにしましょう。これは上司には必須です。
復帰の時期が近くなってきたら一度職場へ顔を出すこともお忘れなく。

自分の時間を満喫しよう

妊娠後期は出産準備で忙しくなるかもしれません。
特にお仕事をしていた人は、産休に入ることになるので急ピッチで準備を!と考えますよね。
でも、ちょっと待って!!

出産を終えて帰宅すると、自分の時間がほとんど取れなくなります。
旦那さんと二人の時間がなくなるでしょう。
妊娠後期にできることの一つに、自分時間をしっかりと満喫することと、旦那さんとの時間をつくることです。

自分のために時間を使うこともとても大切なこと。
赤ちゃんが生まれるとどうしても赤ちゃん優先の生活になるので、自分の時間がほしいと思ってもなかなか難しい。
だからこそ、今の時期に自分の時間をしっかりととってください。
お友達とランチもいいでしょうし、ショッピングを楽しむこともできますよね。
お家でお茶を楽しむのも素敵。
自分の時間を思いっきり楽しんでください。
その時間は自分のための時間!少しの間赤ちゃんよりも旦那さんよりも、自分の気持ちを優先させましょう!
外出する際には念のため、母子手帳を持っていきましょうね。
突然の破水ということもありえます。備えあれば憂いなしです。

自分の時間を満喫するのと同じくらいに旦那さんとの時間を作るようにしましょう。
育児が始まると赤ちゃんのことで手一杯になるのは当然のこと。
でも、男性はなかなか「父親」になれきれないのも事実なのです。
夫婦だけの生活の感覚がなかなか抜けない男性が多く、育児のつらさをわかってもらえないと感じるママは多いんです。
それを少しでも緩和するために、赤ちゃんが生まれる前にはしっかりと夫婦の時間を作るようにしましょう。

二人でデートをするのももちろんいいことですし、妊婦検診に一緒に行ったりベビー用品を一緒に買いに行くのもいいですね。
大事なのは二人の時間。
リラックスした雰囲気ですごすことができれば、ストレスもなく楽しい時間になるでしょう。

もしできるならば、自治体や病院で開催している両親学級への参加をおすすめします。
初めての出産の人もいれば、二人目以降の人も参加する両親学級。
沐浴の仕方や着替えのさせ方、授乳の仕方などを勉強することができます。
ママにとってはもちろん勉強になることばかりですが、パパも勉強になるようですよ。
おっぱいはどうしても母親の仕事になりますが、そのほかはパパでもできること。

育児は二人の責任です。
母親だけが頑張ればできるものではなく、母親だけの仕事でもありません。
夫婦二人の時間の中で、産後の育児分担について話し合っておくこともできるでしょう。

体力をつけるためには何をする?

妊娠後期、お産ではかなりの体力が消費されることはご存知ですか?
妊娠後期に入ると、疲れを感じやすくなります。
今まで以上にお腹の膨らみもありますし、赤ちゃんの体重も増えてくるので、体が重たく感じることも多くなってきます。

またお産では、陣痛の痛みに耐えなくてはいけません。
これがかなりの体力戦です。
陣痛開始から赤ちゃんが出てくるまでの時間が長ければ長いほど、体力の消耗は激しくなります。
妊娠後期はお産に備える時期なので、無理のない体力作りをしていきましょう。

まずは、お産に向けてのからだ作りです。
元々の体力には個人差がかなりありますよね。
スポーツをしていた人は体力に自信があるかもしれません。

ここでポイントとなるのは「お産に向けての体作り」なんです。
体力をつけるために一番の方法は、運動をすることですよね。
しかし、妊娠後期の場合は長時間の運動や激しい運動は避けるべきと言われるでしょう。
思わぬことが要因となり、早産になったり破水と繋がるからです。

この時期にできる運動として一番いいのはウォーキング。
ただ歩くだけではなく、お腹に負担がかからない程度の腹式呼吸をしながらのウォーキングが効果的です。
休憩を挟んで水分補給をしながら行うようにしましょう。

陣痛の間は、呼吸の仕方が重要になります。
ウォーキングの時はなるべく深く息をするようにしましょう。

さらに、ストレッチも効果的です。
屈伸やスクワットは有名ですよね。柔軟体操もいいですね。
コツは毎日続けることと呼吸法です。
ゆっくり深く呼吸をするようにして、リラックスしながら行いましょう。

実際の陣痛の痛みの度合いは、本人しかわかりません。
だからこそ、自分で陣痛に向けて準備をする必要があるんです。
陣痛と陣痛の間には必ず間隔があります。
その間に休息を十分とるようにしましょう。
仮眠をすることができれば体力も回復しやすくなります。

そのためにはこまめに休むというクセも大事。
日中間で横になって休む時間を作るようにしましょう。
運動が苦手という人も、この時期はお散歩に出掛けてみましょう。
ウォーキングと考えなくても、スーパーまでを歩くとか、近所の散歩なのでも十分です。
それをできれば毎日続けましょう。
お天気が悪いときには無理に外出せず、家のなかでできる運動をやってくださいね。

おうちの中でできる運動で一番効果的なのは、お掃除。
掃除機をかけるときや、ほうきをかけるときには、体をストレッチしながらやってみてくださいね。
お産が近づいてきたら、雑巾がけもおすすめです。

リラックス方法を確立しよう

陣痛の痛みに耐えられるだろうかとか、ちゃんと授乳できるかなどなど、出産に関しても出産後のことに関しても悩みはつきませんよね。

妊娠後期は、出産が楽しみな反面不安も大きくなる時期です。
それは、体も心も出産に向けての準備をしている証拠。
しかし、過度な不安は、ストレスの要因となります。
リラックス方法をしっかりと見つけて、不安も少しずつ解消できるようにしていきましょう。

妊娠後期は一人での外出が不安に感じるかもしれません。
外出に関してのドクターや助産師さんから指示がなければ、普段どおりで大丈夫。
ただし、出産予定日が近い方は、なるべく母子手帳を常に落ち歩くようにしましょう。
急な破水や陣痛ということも考えられるので、連絡先などのメモがあると安心です。

妊娠後期になると家で過ごす時間が長くなりますよね。
自分の思い通りに体が動かないこともしばしばなので「何で何もできないんだろう」と感じる方も多いようです。
自宅でのストレスを感じない方法やリラックス方法を見つけて、今の自分の限界を見極め、無理をさせない心作りをしていきましょう!

一人でいる時間が長いと、リラックスというのを忘れてしまいがち。
おなかに赤ちゃんがいると、どうしても赤ちゃんのことばかり考える毎日ですよね。
でも、1日のうち少しでもいいので自分のことをしっかりと考えるようにしましょう。

今日はどんな体調か・どんな気分かなどなどどんな小さなことでもいいんです。
自分の体の声、心の声を聞いてあげて。
そして無理をしないこと。体と心の声に従いましょう。

家の中ではリラックスできないという人もいると思います。
そうした人は、外で気分転換するのも大切。
カフェでお茶でもいいですし、ウィンドーショッピングもいいですよね。
妊娠後期は体重管理もしなくてはいけないし、お産に備えての体力づくりも必要。

普段は車での移動だけど、たまには散歩を楽しむのもいいですよ。
ちょっとした買い物は歩いていくのもいいですね。
ただし、重たい荷物を持つのは控えましょうね。

リラックスするというのは難しいことでもあります。
忙しい日々をすごしているとストレスを感じる毎日。
子供が生まれると自分の時間なんて皆無。
それに、産後はホルモンバランスの影響も相まって精神的に不安定な時期が続きます。
そうしたときのために今からリラックス方法を見つけて実践してきましょう。

赤ちゃん用品を準備するのも、入院準備をするのも楽しんでできるようになれたらいいですね。

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