妊娠中期の過ごし方。アクティブにできるのも今のうち。

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安定期になるとやっと安心できるという妊婦さんも多いですよね。 このころになるとつわりも落ち着いてきますし、行動の制限もなくなるかもしれません。 旅行や外出など、楽しみも増えますよね。 妊娠中期に気をつけたいこと、できる準備などをまとめました。



安定期=絶対安全ではない

妊娠5ヶ月くらいになると『安定期』と呼ばれますね。
この時期になると一安心と感じる人も多いですよね。
一般的に安定期とは、妊娠5~7ヶ月くらいを言います。
もちろん個人差はあるので、妊婦さんの全員がこの時期に安定期を迎えるというわけではありません。

安定期とは、体調が安定してくる時期ということ。
妊娠初期に感じていた体調の不安定さや、つわりなどの不快症状が治まってくる時期です。
妊娠初期は流産の危険度も増しますが、この時期になると流産の可能性も低くなります。
今までよりも活発に行動することができるので、マタニティーライフの中でも一番楽しめる時期でしょう。

旅行や運動など今までよりもアクティブな行動ができるようになりますが、安定期だからといってすべてが安全というわけではありません。
安定期とは、おなかの中で胎盤が完成する時期なので、赤ちゃんも今までよりも安定した位置を保てるということから「安定期」とも呼ばれているようです。
妊娠期間中は、予期せぬ事柄がたくさん起こります。
流産もそのひとつでしょう。
安定期だからといって無理な運動やハードなスケジュールなどは避けていったほうが無難です。

この時期に気をつけたいのは、体重管理と転倒の危険。
安定期になるとつわりが治まり、食欲も復活していたという人も多いでしょう。
適切な体重の増加ならばよいのですが、急激な体重増加は母体にも赤ちゃんに負担を与えることに。
食欲のコントロール方法を見つけて、上手な体重管理ができるようになりましょうね。

また妊娠4ヶ月後半あたりから、お腹が少しずつ目立ってきたという人もいるかと思います。
お腹が出てくると足元が見えにくくなるので、歩きにくさを感じることがあるかもしれません。
足元がよく見えないと、転倒の危険も増します。
自分の歩きたいほう方向には何があるのか、危険なものはないかということを事前に確認するようにしましょう。

安定期を迎えるとついつい動きすぎてしまったり、多少の無理をしてしまうこともありますよね。
今までよりも動けるようになる分、危険も潜んでいます。
安定期だからと無理をするのは危険です。
無理をせず、疲れを感じたらすぐに休むなど、体への負担を最小限に抑えるようにしましょう。

覚えておきたいのは、妊娠期間を通じて危険というのは隣り合わせにあるということ。
体の不調、おなかの張りや痛み、出血などいつもと違うと感じることがあったときにはすぐに病院へ受診しましょう。

どうするどうやる!?体重管理

つわり地獄がようやっと終わり、食欲も復活してきたころですね。
しかし次に待つのは「体重管理」です。

妊娠初期のころは食欲がなかったので、体重は変化なしという人が多いようですが、つわりの終了と同時に食欲全快!
体重の増加も急激になってしまったという人も多いようです。
妊婦検診のときによく言われるのが「体重増加」に関して。
妊娠すると、赤ちゃんの分の体重はもちろん、羊水の分や皮下脂肪の分などで体重の増加があります。
しかし、増えるがままにしておくとそれはとても危険なことなのです!!

妊婦検診のときに、妊娠中の目標体重というのを設定されると思います。
それは、身長と妊娠前の体重から計算するもので大体プラス8~10キロくらいまでの増加とされています。

体重管理が大きなストレスになることもしばしばですが、ストレスは妊婦さんにはよくないもの。
しかし体重が増えるがままになるのは嫌。。。
体重が増えすぎると、食事制限がかかったり体重キープという指示が出たりします。

上手な体重管理に欠かせないのは、毎日の体重測定です。
できれば同じ時間帯に測定するようにしましょう。
そうすると、1日の体重増加がわかります。記録をつけるようにしましょう。

さらにできることは、食事内容の見直しと書き出しです。
まず、1日の食事を書き出してみましょう。朝昼夕、間食も含めて書き出します。
そうすると自分がどのくらいの食事をしているかがわかりますよね。栄養的なバランスも考えることができます。
炭水化物が多いからといって、炭水化物を抜くのはNG!控えるようにするのはOK!
塩分はどうですか?摂りすぎていませんか?
塩分を摂り過ぎているとむくみの原因に。むくみがあると体重は増加します。
むくみに気づいたら、むくみ解消に努めましょう。

時には外食することもありますよね。息抜きに出かけることもあるでしょう。
外食時に気をつけることはカロリーと栄養バランスです。
ファストフードの場合、どうしても炭水化物が多くなってしまいます。
サラダを別に購入したり、フルーツを追加するなどして、ビタミン系を摂れるように工夫しましょう。

定食や丼物を注文するときにもサラダをセットにして。
食べる順番としては、サラダを先に食べるようにすると満腹感が増します。
ご飯の量は少量にしておきましょう。

間食はしないのが一番ですが、どうしても口寂しくなるときもありますよね。
空腹だと気持ちが悪くなるという人もいるでしょう。
そうしたときにお勧めなのは、キャンディーをなめること。

のど飴をなめるようにすると、カロリーもさほど高くはないので安心して口にすることができますよね。

食事でのコントロールにはどうしても限界があります。
体重増加をコントロールするにはやはり運動です。
とはいっても、激しい運動や長時間の運動は負担となるので控えましょうね。

一番手軽なのは散歩です。
お買い物に行くときには歩いていくようにしたり、天気がよいときには公園まで散歩にいくのもいいですね。
ただし、体調が悪いときや何かしらの異常を感じているときには、運動は控えてください。
安定期だからといって無理は絶対に禁物です。

仕事を続ける人が気を付けること

妊娠をしても仕事を続ける人が増えてきました。
産休ぎりぎりまで仕事をしたいと思う女性が増えているんですね。
覚えておく必要があるのは「安定期=安心期ではない」ということです。

安定期に入ると、妊娠初期のころよりは動けるようになります。
そうするとどうしても無理をしてしまいがちです。
安定期は確かに流産の確率は下がりますが、その確率は0ではありません。
妊娠初期の流産は、染色体異常が原因のことが多いのですが、安定期以降の流産の要因には生活環境が含まれるんです。
その中には、過重労働による負担であったり、立ちっぱなしの仕事が含まれます。
産休まで仕事をしたいと思うなら、その働き方がとても重要なんです。

という私ですが二人目の妊娠のときは、妊娠7ヶ月いっぱいまで仕事をしていました。
ドクターから、フルタイム勤務はNGという指示が出たので半日勤務でしたが。

職種にもよりますが、まず基本はオーバーワークは絶対にしないこと。
ドクターにもよりますが、私みたいにフルタイムでの勤務はストップがかかることもあります。
短時間の勤務でも仕事内容によっては、日数を減らすように指示がでることも。
体調面が一番なので、負担のないようなシフトや勤務に変更してもらいましょう。

現実は、妊婦さんを雇っているということに理解がない会社もあります。
そうしたときは診断書の提出が必要になるでしょう。
会社との抗争を避けたければ、こちらも代替案を考える必要があります。

どういうパターンになるにしても、おなかの赤ちゃんの命を守れるのはママ自身であることを忘れないでくださいね。

自分ひとりで仕事をする場合であれば、自分だけの調整でよいかもしれませんが、ほかの人と仕事をしているときには、フォローを頼んでおきましょう。
立ちっぱなしの仕事の人であれば、休憩を挟めるようにしておくといいですよ。
いくら安定期だからといって、長時間立ちっぱなしというのは母体にかなりの負担となります。
仕事中におなかの張りや痛みを感じたらすぐに休めるように事前に話しておきましょう。

体の冷えにも注意が必要です。
体の冷えは流産や早産に大きく関係します。
デスクワークの人であれば、会社の空調に応じた服装の調整をしましょう。

接客業の人であれば、不特定多数の人と接する機会が多くなります。
時期にもよりますが、風邪などの病気をもらわないためにマスクの着用を心がけましょう。

妊婦さんでも仕事は仕事。しかし同時に体を守ることが絶対に必要です。
無理をしないことが鉄則!
サポートしてくれる人すべてに感謝して、上手に仕事と付き合うようにしましょう。

旅行などの計画は無理なく、ゆとりをもって。

安定期に入ったら旅行を楽しみたいと考えている妊婦さんは意外と多いんですよね。
妊娠初期は旅行なんていけないし、妊娠後期は出産準備などで忙しい・・・
体調も落ち着いたこの時期なら旅行に行ける!
楽しい旅行にするために事前の準備をしっかりとしておきましょう。

まず、旅行の計画はゆとりをもって立てましょう。
旅行の日取りや日程などは、休みながらすごせるように時間的にゆとりをもって。
日取りが決まったら、必ずドクターに相談してください。
行き先や日程などの情報を伝えておくといいでしょう。

移動手段は何にしますか?
もし車であれば、自分で運転するのは控えたほうが安心です。
長距離の運転は負担が大きいですし、眠気の心配も。
ほかの人に運転をお願いして、なるべく休む時間を作りましょう。

この時期はおなかも段々と目立ってきますよね。
そうするといつも以上に足元が見えにくい・足元がふらつきやすい状態。
思わぬ事故、転倒への注意も必要です。
ハイヒールはなるべくはかないようにすると安心ですよね。
ローヒールの靴やスニーカーがお勧めです。

母子手帳、保険証は必ず持って行きましょう。
より安心なのは、現地の産婦人科を調べておくことです。
急な体調不良の時に受診できるように準備しておくと安心です。

旅行の期間はできれば短めがいいでしょう。
いくら時間にゆとりを持った旅行でもやはり疲れはたまるもの。
妊娠中は特に疲れやすいので、普段は大丈夫でも妊娠中は負担となることも多々あります。
長期の旅行となるとリスクも大きくなるので、旅行の期間も考えるようにしましょう。

旅先で温泉に入ることもありますよね。リラックスできてとてもよいと思います。
温泉での注意点はなんといっても転倒!!
温泉の床はとても滑りやすいので、細心の注意を払いましょう。
お友達との旅行であれば、一人で入浴するのは避けたほうが無難です。
家族旅行であれば、可能であれば家族風呂を利用し、自分ひとりでの入浴とならないようにしたほうがいいでしょう。
長湯は体への負担が大きくなりますので入浴時間にも注意が必要です。

アミューズメントパークへの旅行を考えているときには、激しいアトラクションは避けましょうね。
人混みも負担となることが多いので、行楽時期をはずしての旅行がいいかもしれません。

安定期の旅行は出産前の楽しみの一つ。
危険予知をしっかりと行い、起こるかもしれない危険に対応できるようにしっかりと準備しておきましょう。
せっかくの楽しい旅行ですから、最高の思い出にしたいですよね。
準備の段階からゆとりを持って計画して、思いっきり楽しんでください。

段々と出産準備を

安定期になると前よりも動けるようになりますよね。
体重管理に苦しんだり、運動や旅行ができるようになるなど、マタニティーライフのなかでも、フットワークが軽い時期。
この時期から段々と出産準備を初めて行きましょう。

初産だと、どの準備から始めればいいのか悩むかもしれません。産前→お産→産後の段階ごとに分けて考えてみましょう。まず産前の準備です。

産前の準備でできることは、まずマタニティー衣類の準備です。
安定期以降になるとお腹がどんどん前に出てきます。
そうすると、今まで来たいた服が入らなくなることも。
全部を買い換える必要はありませんが、トップスとボトムスはあると便利です。
個人的に便利だったのは、産後の授乳服も兼用のマタニティ衣類でした。
選ぶポイントとしては、まずお腹周りのゆとりと伸縮性、さらに産後や育児中もきられるかどうか。
最近は産前産後授乳期兼用の服もあるのでとても便利ですよね。
臨月まで着られるものを選びましょう。

次にお産の準備です。
これには入院の準備も含まれますね。
事前に病院側から、入院時に何が必要かの説明があると思われますので、必要なものを早めに準備しておきましょう。
中には、入院セットを準備している病院もあるようなので要チェックです。
私がお産した病院ではお産セットがありました。
必要なものがそろっていたので、少し買い足すだけでOKでした。

お産のために入院する期間は、初産なのか二人目以降なのかによっても変わってくるようです。
自分の入院期間を確認して準備しておくことをお勧めします。
入院の長さによって、必要な着替えの枚数も変わりますし、洗濯洗剤も必要になるかもしれませんからね。

また、入院中の院内外出に関してもバラツキがあるようです。
時期によっては面会や院内外出が制限されることも。
娘を出産したときは、ちょうどインフルエンザとノロウイルスが流行していたので、面会と外出はNGでした。
入院中に必要なものを持ってきてもらうことができなかったのですべて事前準備しておく必要がありました。
これも病院側に確認しておきましょう。

最後に産後の準備です。
産後はすぐに自宅での育児になるのか、それとも里帰りをするのかによっても大きく変わるのが産後の準備です。

産後の準備にはベビー用品の準備も加わりますので、早い段階からのリサーチと準備が大切。
大型のベビー用品のチェックはこのころに済ませてしまいましょう。
体が動くうちに動いておくのがいいですね。
ベビー用の衣類に関しては性別が確定してから購入するという人も多いので、妊娠後期でも大丈夫でしょう。
性別関わらず使えそうなものは事前に準備しておくといいかもしれません。

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