男の子は女の子に比べて病気になりやすいのは本当?

3,383 views

現在、日本人の平均寿命は年々伸びてきていて、2014年の平均寿命は、女性86.83歳、男性80.50歳となっています。

このように、女性の方が長生きであることから、女の子の方が丈夫で、病気になりにくいと言う印象があるのでしょうか?

それとも、何か根拠があるのでしょうか?



小さなうちは男の子の方が体が弱い?

家は下が男の子ですが、生まれた時に、みんなに口を揃えて言われました。
「男の子は、すぐに風邪を引いたりするから気をつけてね。」
「身体弱いから、保育園とか通うようになったら、きっと大変よ。」

そんな風に言われ、不安でいっぱいの状態から始めた育児でした。
確かに上のお姉ちゃんと比較すると、息子は風邪を引くとすぐに中耳炎になったり、保育園でもおたふく風邪が流行り出せば、すぐにもらって来る感じで、決して体が丈夫とは言えない幼児期でしたが今では、お姉ちゃんよりも丈夫で、風邪を引いてもすぐに治って
ケロッとしています。

男の子の方が多い遺伝性の疾患

一歳前後の乳幼児がかかる病気の中には、染色体異常や遺伝子病があります。
それらの疾患の中には、明らかに男の子の方が、かかりやすい病気があるようです。
また、幼児期以降に発症すると言われている進行性筋ジストロフィーは、男の子しかかからないと言われています。
調べたところ、この病気はX染色体上の遺伝子の異常が原因のようです。
X染色体は男の子には一本しかなくて、女の子には二本あるということです。

ADHDも男の子に多い?

最近、注目されるようになったADHD(注意欠如多動症・注意欠陥多動性障害)
と言う子供の障害も、実は4:1の割合で男の子の方が多いらしいのです。
この病気の特徴は、落ち着きがなく、多動的で衝動的な行動が多いと言う点だと思います。
また、これと同じくらいの割合で、自閉症も男の子の方が多いとされているそうです。
まだ、はっきりとした男女差の理由は分かっていませんが、ドーパミンという、遺伝子の変異だという推測もされているようです。

遺伝する病気と遺伝しない病気

病気ではないのですが、もしパパが髪の毛が薄かった場合は、男の子のみ、なんと2分の1の割合で、髪が薄くなってしまうという、統計が出ているそうです。

後は、虫歯になりやすいのも親子共通で、花粉症は劣性遺伝だそうです。

※劣性(れっせい、英: Recessive)は、対立形質において、ある形質が双方の純系同士の交配においては現れない形質のことを指す。 その形質のことを劣性形質という。 この交配で現れる形質を「優性形質」と呼ぶ。(wikipediaより)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A3%E6%80%A7

女性の方が染色体が強い?

私たちの性別は染色体によって決まります。
染色体は、女性の場合2つ同じものが組み合わさっているのですが(XX)男性は、違う染色体が組み合わさっているので(XY)どちらかに異常があった時、補うことが出来ずに弱い部分が出て来ると、考えられています。

そうは言っても、今では医学も進んで来ているので、一概に男の子の方が、弱いとは言えないですよね?
私も含めて、男の子を持つママ、男の子は育てるのは大変でもいいところも沢山あります。
多少、わんぱくでも許容範囲を広げて、大きな心で見守ってあげたいですね。

こんな記事も読まれています



シェア