子どもが答えにくい質問をしてきた時の対処法5つ

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子どもは時々、大人が困ってしまうような鋭い質問をしてきます。

『赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?』

『神様って本当にいるの?』など、すぐに答えられない質問をされたら困ってしまいますよね。

そんな時、どう対応するのがいいのでしょうか。

覚えておきたい対処法をご紹介します。



嘘をつかない

どんな質問であれ、嘘をつくのはあまりおすすめできません。
『赤ちゃんはコウノトリが運んでくる』程度ならいいのですが…。

大人になってから、『ああ、あれは嘘だったんだ』と気づいて悲しい思いをしたことはありませんか?
大人になってから気づくのならばいいのですが、5歳の頃につかれた嘘に8歳で気づいたとしたら…子どもの心には傷がついてしまいます。

とりあえずのその場しのぎで嘘をつくのはやめましょう。
どうしても答えに困って嘘をつくのなら、絶対に子どもを傷つけない嘘にしてください。

具体的ではないけれど、あいまいすぎない程度に答える

子どもの質問にいざ正面から答えようとしても、逆に難しすぎて理解できないことがあります。
かといってあいまいすぎる回答では、子どもが納得してくれません。
ちょうど中間くらいのリアルさで答えてあげられるといいですね。

たとえば、『赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?』という質問。
これには『パパとママがとっても仲良しだったから』と答えることができます。
リアルすぎないけれどあいまいすぎず、嘘でもないですよね。
子どもが納得できたようならOKです。

「答えはひとつじゃない」と前置きして

大人でも簡単に答えられない、答えがひとつではない質問があります。
『神様って本当にいるの?』という質問です。

信仰している宗教などにより、この質問に対する答えはさまざまでしょう。
また、自分は神様がいないと思っていても、神様の存在を信じている人がいる以上全否定するのもよくありません。

こういった質問には、『人によって答えは違うんだけど、ママはこう思う』と答えてあげましょう。
『大人になってから、自分で答えを見つけるものなんだよ』という回答もいいですね。

一緒に調べる

子どもから難しい質問が来たら、それは子どもの見識を広げてあげられるチャンスととらえましょう。
『空はどうして青いの?』
『雨はどうして降るの?』
即答できない質問でも、適当に受け流すのはもったいないです。

『ママにもわからないの。一緒に調べてみようか』と図鑑やパソコンを持ち出してはいかがですか?
一緒に調べれば、子どもの知的好奇心が満たせるとともに『調べる』ことの楽しさを学ばせることができますよ。
また、答えはなるべく子どもに見つけさせるようにしましょう。
そこで大げさに褒めれば、子どもはどんどん伸びていきますよ。

逆に質問する

子どもの質問に、常にパパやママが答えてあげるだけでは子どもは成長しません。
疑問は大人に聞けばすぐに解決するものだ、と学習してしまうからです。

そこで、たまには子どもからの質問に対して『あなたはどうしてだと思う?』と聞き返してあげましょう。
そこで初めて、子どもは質問の答えをじっくり考えることになります。

子どもが導き出した答えが突飛なものだったとしても、決して笑わないでください。
よく考えたねと褒めた上で、間違いを指摘してあげるなり、正しい答えに誘導するなりしてあげてください。

子どもの難しい質問は、一見面倒くさいし大変ですが、子どもを成長させる大きなチャンスです。
ちょっぴり大変ですが、上手に対応してあげてくださいね。

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