一人目の子どもを出産すると、周囲に『二人目はまだなの?』なんて言われることが多いです。
色々な事情があって子どもは一人だけと決めていても、『一人っ子は可哀想だよ~』なんて言われることも…。
でも、一人っ子って本当に可哀想でしょうか?
一人っ子ならではのメリットもたくさんありますよ。
胸を張って一人っ子育児を楽しみましょう!
よい意味で競争心のない子に育つ
一人っ子は兄弟喧嘩をする機会がないので、おっとりのんびりした子に育つことが多いです。
兄弟がいると、おやつやおかず、テレビのチャンネル権を毎日奪い合うケースが多いですよね。
一人っ子はそれがないので、がつがつしたところのない、よい意味で競争心のない子に育ちます。
友達関係でも同じことが言えるでしょう。
ただし、競争心がないことと『何でも自分の思い通りになる』と思い込むのはまったく別物。
後者にさせないように、しつけるべきところはきちんとしつけましょう。
親の愛情を独占できる
一人っ子は親の愛情を独占することができます。
下に弟・妹が生まれて寂しい思いをしたり、兄や姉ばかり大切にされていると嫉妬することがありません。
100%親の愛情を独占できるので、情緒が安定するというメリットもあります。
また、親としても子どもとゆっくり向き合えるので、心のゆとりを持って育児ができます。
もちろん2人以上の子どもがいても、子どもたち全員に平等に愛情を注いでいる!というパパママもいるでしょう。
ですが、子どもの立場から見ると、意外と不公平だと感じているかもしれません。
『ちゃんと自分を見てもらえている』という満足感は、一人っ子だからこそ得られるものです。
お金をかけられる
一人っ子は経済的なメリットが非常に大きいです。
逆に言えば、経済的な事情で子どもを一人にせざるを得ないケースも多いですよね。
現在、子どもを一人育て上げるには1,000万かかると言われています。
子どもを一人だけにすれば、経済的に余裕が出てある程度好きな進路を選ばせてあげられます。
習い事をさせてあげることもできますよね。
子どもの立場で考えると、洋服やおもちゃは常に新品を買ってもらえるのも嬉しいポイントでしょう。
協調性があり、社交的な性格になる
一人っ子はワガママで自己中心的というイメージをもたれがち。
ですがこれが当てはまるのは『好き放題ワガママ放題で育てられた一人っ子』の場合です。
一人っ子は友達をのぞけば大人だけに囲まれた環境で生活しています。
そのため自然と大人との付き合い方や礼儀を覚え、しっかりした性格になります。
また兄弟喧嘩の経験がないため、誰かと争ったり人を傷つけることが非常に苦手。
常に空気を読み、協調性を身につけていきます。
いざという時には不安かも…
メリットの多い一人っ子ですが、やはりデメリットもあります。
大きな問題は両親の老後や死後など『いざという時』の問題です。
(遺産相続でもめない、というのは一人っ子のメリットではありますが…)
両親に介護が必要になった時、一人っ子だと負担がすべてのしかかってきます。
両親揃って急逝してしまうと、その後苦労することは目に見えていますよね。
そのような苦労をさせないよう、一人っ子の親はいざというときの備えをしっかりしておきましょう。
老後子どもに頼らなくてすむようにしっかり貯金をしておくことが大切です。