絵本の読み聞かせには、嬉しい効果が沢山あります。脳科学の研究では、3歳までの本の読み聞かせが、その後の子どもの一生を左右するという結果もでているんだとか…。
今回は、絵本の読み聞かせのポイントと、効果について紹介したいと思います。参考になれば嬉しいです。
想像力が豊かになる
絵本を通して、さまざまな世界、人種、職業、考え方などを知ることができ、視野の広い人間に育ちます。
読み聞かせ中は、物語の先を考えてワクワクしたり、ドキドキしたりと常にいろいろなことを想像しながら親の声に耳を傾けているので、想像力も豊かになっていきます。
また、絵本の中の登場人物の気持ちに共感したり、同情したりすることで、相手の気持ちを理解する力もつくので、心の成長にもつながります。
ボキャブラリーが増える
読み聞かせで色々なお話を聞くことにより、子どもは、自然とたくさんの言葉に出会います。
親子の間で使われる言葉はせいぜい500語程度の生活語の組み合わせしかありません。しかし絵本では日常では使わない言葉も知ることができ、そのうちに文章で使われている言葉を自分の言葉にしていきます。こうして語彙が豊富になると会話も上手になり、コミュニケーション能力が増します。
また、自分の気持ちを伝えやすくなるため、親子のコミュニケーションが取りやすくなります。
小学校入学後の学習理解には、語彙力と文章理解力が関係するので、語彙力が豊富だと様々な教科が理解しやすくなります。ですので、子どもの成績向上のためにもたくさんの絵本の読み聞かせをすることをオススメします。
親子のコミュニケーションにも最適
毎日家事や仕事で忙しいママも、読み聞かせの時間は、子どもときちんと向き合えることができますよね。膝の上に乗せたり、一緒に寝転んで読んだりと自然とスキンシップも増えます。
子どもが大きくなってからも、その大切な時間はいつまでも記憶に残っているものです。できればママだけでなく、パパも積極的に絵本の読み聞かせをやっていただきたいです。
読み聞かせのポイント① 自分も楽しむ
大事なポイントは、「絵本の読み聞かせを自分も楽しむこと」です。
親が楽しんで読んでいる姿を見て、子どもも楽しいと感じるようになります。いやいや読むのであれば、子どもにとっては何の意味もないのです。「自分が楽しめる」という目線で絵本を探してみてもいいと思いますよ!
ポイント②感想を聞かない
読み終わった後に、「どうだった?」などと感想を聞かないようにしましょう。子どもがせっかく何か感じていても、それが消え去ってしまいます。それよりもお話の余韻を大切にしましょう。
気になってもあえて感想は聞かずに、子どもの「感じる心」を大切にするようにしましょう。1番大切なことは、義務的にならないことです。