子供の様子が最近、何となくおかしい・・・そう感じたことはありますか?
今、テレビやニュースなどで毎日のように流れている、いじめによる自殺。
他人事だと安心してばかりもいられません。
もし万が一、いじめがあった場合、早い段階で気づいていたら最悪の事態を避けられるかもしれないのです。
いじめを受けている子供のチェックポイントは?
①熱もないのに、食欲が減り、学校に行く時刻になるとお腹を痛がったりする。
②洋服や靴などが汚れて帰って来る。
③急に学校の話をしなくなり、何かあった?と聞いても別に・・・と答える。
↑特に男の子に多い。
④急激に成績が下がる。
⑤学校内で保健室に行くことが多い。
⑥時々ぼーっとしたり、急に怒り出したり、喜怒哀楽が激しくなる。
上記のような変化が子供に見られたら、まずはどうするべきなのか?
たとえ、いじめを受けていても、子供は親に心配をかけたくない
などという理由から、一人で抱え込む傾向にあるようです。
なので、異常が見られた時には、我慢に我慢を重ねて耐えきれなくなっている、状況なのだと推測することも出来ます。
でも、この時点で親が気づいてあげられれば、大切な我が子の心がズタズタになる前に、先生や、学校カウンセラーの人に相談して、解決できる可能性が大きいのです。
いじめを受けた時の子供の心理
中にはいじめられるのは、自分が悪いんだと思いこむ子供も多いようです。
自分が、いじめられるような要素があるから。
勉強が出来ないから。のろまだから。容姿に自信がない・・・などなど理由は様々ですが
いじめられること=恥ずかしいことという図式が心の中にあるのです。
けれど、どんな理由があってもいじめは良くないこと。
被害者にも加害者にもさせてはいけないのです。
本当の強さとは何かを小さな頃から親子で話し合っておこう。
我慢することが強さだと勘違いしている子供は多いものです。
特に男の子は、小さな頃お友達と喧嘩して、泣いて帰ったら、男の子なんだから泣くのはやめなさいと親に言われたという経験が多いために、泣くのは弱虫がすることなんだと思い込んでしまいます。
でも、本当に辛いときは男の子だって泣いてもいいのです。
我慢することが強さなどでもありません。
もし、いじめられたら、本当のことを親や先生に言う勇気、それこそが本当の強さなのだと,普段から話し合う機会を持ちましょう。
そして、どんな時もあなたの味方だと、ちゃんと伝えておきましょう。
もし、学校に行きたがらなかったら・・・
子供が一時的にでも不登校になるという事は、親としてかなりショックなことだと思います。
理由を聞いても何も言わない。
ただ行きたくないと言う子供を前に、親として何が出来るでしょうか?
無理に理由を聞き出したり、学校に行かせたりするのは子供のSOSのサインを無視していることになり兼ねません。
そういう時は、思い切って学校を休ませましょう。
休みたいのには、理由があります。
学校だけがすべてではありません。
子供が心に抱えているストレスを一番に考慮しながら、転校やフリースクールなど、色んな選択肢があることも、子供と一緒にゆっくりと考えていきましょう。