毎年冬になるとインフルエンザと同様にノロウイルスに感染しないか?と心配しちゃいますよね。そんな中2015年2月にノロウイルスが新型ノロウイルスに変異していることが分かりました。みなさんご存知でしたか?強い感染力を持つノロウイルスを予防する為にもノロウイルスの感染経路や予防法をしっかり把握し、ノロウイルスから子供たち・家族を守りましょう!ここではノロウイルスについてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
新型ノロウイルスとは?
今までのノロウイルスの症状は激しい嘔吐や下痢でしたが、ノロウイルスに感染しても症状の全く出ない人や症状が軽く済んでしまった方もいたと思いますが新型ノロウイルスは人が免疫を持っていないことから感染力はかなり強いものとされています。今まで症状が出なかった強い免疫力を持った人でも胃腸炎等の症状が出る可能性があると言われています。
流行する時期
ノロウイルスの流行する時期は11月から1月です。ノロウイルスは抵抗力や乾燥に強く温度が低いと長く生き延びる性質を持つ為に冬に流行る感染症ですが実は通年発生します。また感染経路のひとつでもある牡蠣の消費量が冬に増えることも関係しているのだと思います。
感染経路①
ノロウイルスに感染していても症状の出方の軽い人はただの風邪だと思ってしまい学校や会社に行ってしまう人もいて二次感染させてしまうケースも多いようです。また家族の中でノロウイルス感染者がいる場合の看護をするときは感染者の嘔吐物や便を触ってしまうことで感染してしまいます。また嘔吐物の付いた衣類やシーツなどの処理するときにも十分に注意が必要です。小さいお子さんが感染してしまった場合の看病時には特に注意してくださいね。
感染経路②
あさりやしじみや牡蠣等の二枚貝からの感染。あさりやしじみを生で食べることは無いですが、この時期牡蠣が旬なのもあり牡蠣を生で食べて感染してしまうケースも多いです。また食品を取り扱う人の中に感染者がいると製造工場で感染した食品が出回ってしまい感染してしまうケースもありますがこれはなかなか避けにくいので心配な場合は外食は避けて自宅で正しい調理法で調理したものを食べましょう。
ノロウイルスの予防と対処法
一番の予防は外出するときはマスクを着用することと、外出から帰ったらうがいと手洗いです。またノロウイルス患者の看病する場合に気をつけたいのは、ゴム手袋を着用し消毒はアルコール消毒では効果が薄いので塩素系のものを使用しましょう。また貝類は内臓は食べないことと必ず火を通すこと。二枚貝の場合は85度から90度の温度で90秒以上加熱調理しましょう。嘔吐物がカーペット等に付着してしまった場合は塩素系での消毒とスチームアイロンなどの高温のもので加熱滅菌することが必要です!日ごろから予防をしてノロウイルスから家族を守りましょう。