子供の学力を伸ばすために、今リビング学習が注目されています。
しかしただリビングで勉強させているだけでは意味がありません。
しっかりポイントを抑えて、子供にとって学習しやすい環境をリビングに整えてあげることが必要です。
静かで落ち着いた環境を作る
リビングで学習させる際は、テレビやラジオなどの気の散る音がないように心がけましょう。
ある程度の生活音は、子供が学習する上で心地よく、安心感を持ちながら学習できるので、家族は普通に行動をするようにしましょう。
音楽も気が散る原因になるので、テレビ・ラジオ・CDプレーヤーなどの音源は全て切り、静かな空間を作りましょう。
また外の音がうるさいときは窓を閉め、雑音が部屋の中に入らないようにしましょう。
またリビングの椅子が大きすぎて、足がブラブラしてしまうのであれば、ステップなどを使って脚の位置が固定できるようにしてあげましょう。
そうすることで集中して学習することができます。
口を出さない
リビング学習といっても親が勉強を見るわけではありません。
子供がわからないときに、すぐに聞けるという環境がとても重要になります。
ママやパパが、勉強をしているか目を光らせていたり、ことあるごとに学習に口を出してくるようでは、子供は集中して学習することができません。
ママやパパの動向がきになるようならば、背を向ける形で学習させるようにしましょう。
また同じテーブルに座るときは、対面で座ってしまうと子供に威圧感を与え、萎縮してしまうので、子供から見て斜めの位置に座るようにしましょう。
学習道具をそろえる
リビングで学習を始めるときは、まず今日する学習に必要な道具や辞書などを全てそろえてから行うようにしましょう。
学習道具を取りに、いちいちテーブルを離れていては、集中できず学習に身が入りません。また自分の部屋に戻ることで、ほかの事に意識が向き注意力が散漫になってしまうこともあります。
自分に必要なものを考えて準備することは、子供にとっても重要なことなので、習慣をつけるようにしましょう。
時間や目的を決める
リビング学習をするときは、今日することを明確にし目標を持って学習を始めるようにしましょう。ダラダラと長い時間学習をするよりも、短い時間に集中して行うほうが、学習意欲が向上し、学習の質がよくなります。
学習内容以外にも、時間を決めて集中して学習することもお勧めです。
初めから長い時間を設定せずに、集中力が続く時間からはじめましょう。
照明をつける
最近はリビングの照明をダウンライトにしているお家もよく見かけます。
その場合、子供の学習にとって適切な明るさとは言えません。
一般的な蛍光灯やLEDで上から全体を照らす照明なら問題はありませんが、学習中に明かりのムラがでたり、陰になってしまうようならば小型のスタンドライトなどを利用して、安定した明るさを保つように心がけましょう。