生まれたばかりの赤ちゃんは、心も体も未熟で繊細です。
パパやママの何気ない行動でも、赤ちゃんにとっては危険なことや悪影響を与えることも・・・
赤ちゃんの健やかな成長のためにも、しっかりポイントを押さえて気をつけてお世話していきましょう。
揺さぶり
生まれてから生後6ヶ月未満の乳幼児に起こりうる、揺さぶられっこ症候群というものがあります。
これは赤ちゃんが強く揺さぶられることにより、脳に大きな影響を与えてしまうものです。
揺さぶられっこ症候群の赤ちゃんに見られる症状としては、体の外傷がないにもかかわらず、網膜出血やくも膜下出血を引き起こしているときに考えられます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、未熟で外部からの影響を受けやすい状態です。
大人にとってはたいしたことのない、たかいたかいや軽い揺れ・衝撃が赤ちゃんにとっては深刻な事態に陥る可能性があります。
揺さぶられっこ症候群の赤ちゃんには、母乳・ミルクを飲まない、嘔吐、無表情・痙攣などが見られます。
気になる点があれば早急に病院を受診するようにしましょう。
泣かせきり
忙しい家事の間、赤ちゃんの泣き声に手を止めなくてはいけないこと多いと思います。
赤ちゃんを泣かせたままにすることを、習慣にしてしまうと赤ちゃんがサイレントベビーになってしまう可能性があります。
サイレントベビーとは、赤ちゃんが泣くことだけではなく笑うこともなくなり無表情な状態で育っていってしまうのです。
サイレントベビーが改善されなければ、成長していく中で人とのコミュニケーションや、人間関係を気付く上で深刻な問題を抱えてしまうことになります。
泣いている赤ちゃんを放置すると、赤ちゃんは泣いても誰も来ないと感じ、泣くのを止めコミュニケーションをとることを諦めてしまうのです。
赤ちゃんの成長にはママやパパとのコミュニケーションが大変重要です。
しっかり愛情を持って接していきましょう。
長時間の縦抱き
赤ちゃんは体の割合に比べ頭が重く負担になります。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ首も据わっておらず、縦抱きをすると首に頭の重さがのしかかりかなりの負担となっていきます。
首が据わっていない間は、頭がカクンと90度に落ちないように、しっかり頭と体を支え十分注意しましょう。
また縦抱き用の新生児から使用できる抱っこ紐もたくさん市販されていますが、説明書をしっかり読み、赤ちゃんの様子を見ながら30分ごとに休憩が取れるように使用しましょう。
ベッド周りの人形や布団
赤ちゃんが寝ているベッドまわりにお人形や布団を置くのをやめましょう。赤ちゃんの口を塞いでしまう危険があり、最悪の場合窒息してしまうことも考えられます。
赤ちゃんはしゃべることも、自分で払うこともできないので、ベッド周りの安全には特に注意しましょう。
また赤ちゃんの上につるされているベッドメリーや飾りの落下も同様に危険を伴います。
可愛さ重視ではなく、赤ちゃんの安全を一番に考えて部屋を整えましょう。
添い寝
赤ちゃんを寝かしつける際にパパやママも一緒に寝てしまうことがあります。しかしそれは赤ちゃんの窒息の危険につながってしまいます。
寝ている間にパパやママが寝返りを打ち、赤ちゃんを下敷きにしてしまい、赤ちゃんが窒息してしまうという事故がたびたび起こっています。
寝ている間の事故なので、詳細がわからず赤ちゃんへの対応も遅れてしまいます。
なるべく添い寝はしないように習慣付けましょう。